韓国公正取引委員会は24日、人気グループJYJのテレビへの出演や歌手活動を妨害したとして、大手芸能プロダクションのSMエンターテインメント（以下、SM）に対し是正命令を下した。JYJは、SMに所属していた人気グループ「東方神起」のメンバーのうち、不公正な専属契約を理由に2009年に独立した3人が結成したグループだ。

　公取委によると、2010年にJYJがテレビに出演しようとしたところ、SMは韓国大衆文化芸術産業総連合（以下、文産連）と協議し、テレビ局や芸能界の関係者たちに対し、JYJの出演を阻止するよう求める文書を送った。

　SMと文産連はJYJに対し、テレビ番組への出演などの芸能活動を全面的に自制させようとしていたことも分かった。だが、SMは是正命令に対し「（JYJの活動を）妨害した事実がないにもかかわらず、今回の決定が下ったことは極めて残念だ。法的な対応を検討している」と反発している。