韓国芸能事件簿
人気演出家キム・ジョンハク氏死亡、自殺か
京畿道果川市の考試テル(受験生向けの貸し部屋)で23日午前10時ごろ、ドラマ『砂時計』『黎明(れいめい)の瞳』などを手掛けた演出家キム・ジョンハク氏が死亡しているのを発見された。61歳だった。
練炭が燃やされた痕があり、警察では自殺の可能性が高いとみている。
1977年に演出家としてMBCに入社したキム氏は81年、ドラマ『捜査班長』でお茶の間デビューを果たした。その後、『黎明(れいめい)の瞳』で一躍有名になったキム氏は、脚本家ソン・ジナ氏とともに手掛けたドラマ『砂時計』(SBS)で人気を集め、名実ともに最高の演出家として認められた。
また、2007年には同じくソン氏とタッグを組み、韓流スターのペ・ヨンジュンを主人公にした『太王四神記』(MBC)を制作。同ドラマは日本や台湾など10カ国・地域に先行販売された。
しかし、昨年放送されたドラマ『シンイ-信義-』(SBS)の出演料未払い問題が発生、放送終了後にも解決のめどが立たず、キム氏は背任および横領の疑いで告訴された。
ソウル・永登浦警察署は最近、背任および横領の疑いでキム氏を出国禁止処分としていた。