【ソウル聯合ニュース】「セカンドアルバムは新しい自分を発見するために挑戦したアルバムです。いろいろなジャンルの曲を最大限収めようと思い、自作の曲にこだわるより、良い音楽を選曲することを優先しました」――。

 韓国の3人組グループ、JYJのキム・ジュンスが15日、ソウル市内で開かれた2枚目のソロアルバム「INCREDIBLE」の発売記念ショーケース後に記者会見を行った。

 今回のアルバム制作で最も重視したことについて「直接アルバムのプロデュースを手掛けたが、収録曲を自作の曲だけにしぼるとアルバムの質が下がるため、自作の曲より良い曲があれば、迷わずその曲を選びました」と強調した。

 実際にアルバムに収録された12曲のうち、作詞、作曲に参加した曲は4曲。ダンスやバラードだけでなくネオ・ソウル、スロウ・ジャム、R&Bなど、さまざまなジャンルの曲が収められた。

 特に、エレクトリックサウンドの「この歌おかしいでしょ」は、ソロアルバムのプロモーション活動をしながら経験したエピソードを基に作詞。シャウトする曲調がファンから大きな反響を得た。

 曲ごとに歌い方を変えた点も同アルバムの特徴の一つ。

 「Rainy Eyes」では米国の歌手スティービー・ワンダーのように荒い声でライブ感を生かし、「行くな」では東洋的な感じを表現したかったという。

 また、タイトル曲「Incredible」では米国の有名ラッパー兼俳優のパフ・ダディの息子、クインシー・ブラウンが曲の後半で英語のラップを披露している。ほかの曲でも有名アーティストと共演している。

 ジュンスはほかのアーティストとの共演について、「自分の中の殻を破り違う雰囲気を出すことができる」と説明している。

 今月20日にはタイからアジアツアーをスタートさせ、28日に中国・上海、8月3~4日にソウル、同10~11日に釜山で公演する。ソウル公演のチケットは、発売から15分で1万8000席分が完売した。

 ジュンスは「1枚目のアルバムのツアーは自分を見せることを重視しましたが、今回は一緒に楽しめる公演にしたいです」と語った。

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