【ソウル聯合ニュース】「江南スタイル」で一躍世界的に有名となった韓国人歌手PSY(サイ)の新曲「ジェントルマン」(12日リリース)のミュージックビデオが、公開から2日で動画投稿サイト「ユーチューブ」の再生回数が4000万回に迫り、海外メディアが熱い反応を見せている。

 海外メディアは破竹の勢いで増え続けるユーチューブの再生回数をこぞって報じ、再生回数15億回を突破した「江南スタイル」の記録を塗り替えるか注目している。

 AFP通信(フランス)は15日(日本時間)、「ジェントルマン」のミュージックビデオが公開から15時間で再生回数1000万回を突破したと驚きを表した。

 また、新曲に対する反応は分かれるが、PSY特有の自嘲的なユーモアと新しいダンスが加わったミュージックビデオは好評を得ていると伝えた。

 あるファンはユーチューブのコメント欄に「ビートが頭に残る。(歌詞が)何を言っているか分からないが、自分も知らないうちにお尻を振ってしまう」と書き込んだ。

 別のファンは同ミュージックビデオがユーチューブ再生回数10億回を突破する2番目のミュージックビデオになると予言した。

 AFPは「江南スタイル」で全世界のファンを獲得したPSYが、新曲では歌詞に英語を多く使ったと伝えた。

 米有力紙のニューヨーク・タイムズもやはり新曲のミュージックビデオの再生回数に大きな関心を見せ、直接的な評価よりファンの反応を中心に報じた。

 また、同紙は新曲の成功については確信できない雰囲気だと伝えた。

 米UPI通信は前曲同様、新曲もダンスが特徴だと伝え、同曲のポイントとなる「小生意気ダンス」について説明した。このダンスはもともと韓国の人気ガールズグループ、BROWN EYED GIRLS(ブラウンアイドガールズ)が披露して有名になったもの。

 併せて、朝鮮半島の緊張が高まるなかコンサートを開き新曲を公開することになったことについてPSYの発言とともに伝えた。

 PSYは新曲を通じ金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に伝えたいメッセージがあるか尋ねられると「(南北)分断は悲劇的な現実だ」と口を開き、「私たちはとても近い距離にいる。だから北朝鮮も私たちの声が聞こえるはず」と話した。

 13日午後9時にユーチューブなどオンラインで公開された新曲「ジェントルマン」のミュージックビデオは、15日午前基準で再生回数3945万回を記録中だ。 

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