【高陽聯合ニュース】女優のキム・テヒがSBSの時代劇ドラマ「チャン・オクジョン 愛に生きる」(原題)で主人公のチャン・オクジョンを演じる。

 ドラマは、中人階級(両班:貴族階級と平民の中間層)の父と奴婢(ぬひ)の母の間に生まれ、女官として宮廷に入り、朝鮮王朝第19代王・粛宗の寵愛(ちょうあい)を受け後宮となり、王妃の座にのぼりつめた禧嬪張氏(張禧嬪)の物語を描く。チャン・オクチョンは張禧嬪の実名。

 韓国ではこれまで、低い身分から王妃となった張禧嬪の生涯を題材としたドラマが何度も制作されてきた。「チャン・オクジョン 愛に生きる」はその9作品目となる。

 1日午後、京畿道・高陽ではドラマの制作発表会が開かれた。キム・テヒは華やかな韓服(韓国の伝統衣装)姿で登場し、ひときわ注目を浴びた。

 演出のプ・ソンチョル氏も「張禧嬪は、朝鮮王朝実録に傾国の美女と記されているので、韓国で一番美しいキムさんにチャン・オクジョン役をオファーしました」と、キム・テヒの美貌を称賛した。

 キム・テヒは「ドラマを見ていると『張禧嬪は本当に悪女だったのだろうか』と疑ってしまうかもしれません。それだけ説得力があるチャン・オクジョンを真剣に演じてみたいと思います」と意気込みを語った。

 また、役柄については「オクジョンは幼い頃、奴婢の母と中人階級の父の悲惨な状況を目の当たりにして傷を抱えて生きていく人物です。後にその傷が表出したり、愛する男性を射止めるため欲望を抱いたりもします。少しずつ強い姿をお見せすることもできるでしょう」と紹介した。

 ドラマ出演は2011年に放送されたMBCドラマ「マイ・プリンセス」以来、2年ぶりとなる。新しい役に挑戦してみたいという思いがありチャン・オクジョン役に魅かれた。キム・テヒにとって時代劇に出演すること自体が新たな挑戦でもある。

 チャン・オクジョンについては「幼い頃に負った傷と世の中に対する怒りが少しずつあらわれます。自身の信念をはっきりと表現する野性的で強い女性だと思います」と語った。

 ドラマ「チャン・オクジョン 愛に生きる」は8日からスタートする。

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