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人気女優も論文盗作
スター講師や韓国政府の公務員に続き、一流芸能人による学位論文盗作も深刻なレベルだということが明らかになった。
修士号を持つ代表的な芸能人に挙げられるキム・ヘスさん(43)は、2001年に成均館大学言論大学院で修士号を取得したが、そのときの論文に盗作部分がかなりあることが判明した。キム・ヘスさんは「演技者のコミュニケーション行為に関する研究」という論文の中で、少なくとも4冊の単行本をそのまま書き写した。本の内容の一部を脚注の形で載せている部分もあった。キム・ヘスさんの論文を見たソウル大学のある教授は「学部生でもやらない大胆なコピーというレベル」と語った。キム・ヘスさんは、所属事務所を通じ「(芸能)活動が多忙なときに書いた論文で、盗作の事実を認める。当時、盗作の深刻さについて意識が不足していたようだ。謝罪する」とコメントを発表した。
コメディアンのキム・ミファさん(49)の論文にも盗作疑惑が浮上している。キム・ミファさんが2011年に成均館大学言論大学院に提出した論文が、関連分野のほかの研究者の論文5本以上を書き写したもの、という疑惑が持たれているのだ。成均館大学は「キムさんが論文を盗作したという内容の通報を受け、検証した上で研究倫理委員会を開く予定」と発表した。キム・ミファさんは「論文のルールを破り、再引用であることを表記しなかったのは誤りだった。重要な部分は自分自身で研究したので、盗作とはいえないと思う」と釈明した。また、トップスターのLさんについても、ソウルのある新聞放送大学院で修士号を取得した際、学位論文のかなりの部分が盗作だったと非難する声がある。Lさんの論文は、地方大学のある専任講師が1998年に発表した研究論文を少なくとも2-3ページ以上盗作した。Lさんは、この論文を書き写したにもかかわらず本文・脚注に出典を明記しなかった上、参考文献の欄にもこの論文名を記載しなかった。