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トーク番組『Moonlightプリンス』わずか49日で打ち切り
テレビ界で「ナンバーワン司会者」「バラエティー王」と呼ばれているタレントのカン・ホドンだが、芸能界復帰を果たした番組が早々に打ち切られることになり、「屈辱」を味わっている。KBSは3日午後「カン・ホドンが司会を務めているブック・トークバラエティー番組『ホドン&チャンミンのMoonlightプリンス』は6日の収録、12日の放送を最後に終了する」と発表した。放送開始からわずか49日にしての打ち切りだ。KBS関係者は「きょう(3日)午後に開かれた役員会議で同番組の終了を最終決定した。カン・ホドンさんとの契約期間などを考慮し、カンさんを中心にした後続のバラエティー番組が制作される可能性もあるが、まだはっきりしていない」と語った。
この番組は、2011年に脱税問題で「暫定引退(出演自粛)」を宣言したカン・ホドンのKBS復帰番組だ。テレビ局側は出演自粛前に高視聴率を誇った人気番組『ハッピーサンデー』の「1泊2日」コーナー再来を期待したが、1月22日の第1回放送は視聴率5.7%(ニールセン・コリア調べ)にとどまり、先月26日の放送では3.1%と同時間帯のケーブルテレビチャンネルの番組にも負けた。関係者の間では「この数字ではCM枠を販売するKBS第2が番組を打ち切るのは当然」という声が多い。
ある放送関係者は「カン・ホドンは『1泊2日』でそうだったように、にぎやかに野外ロケをするバラエティー番組では出演者をうまくリードできる司会者。だが、教養的な性格の強い本に関するトーク番組はスタート時からあまりしっくり来ない印象があった」と話す。別の関係者は「KBSはカン・ホドンのバラエティー能力を過信して実験的な試みをさせたが、視聴者の共感が得られず、かえって追い込まれてしまった。KBSにとって今やカン・ホドンは『数字を持つ』タレントとはいえなくなったが、それでも簡単に切り捨てることもできない厄介な存在になってしまったのかもしれない」と語った。
『ホドン&チャンミンのMoonlightプリンス』は『!-本、本、本 本を読みましょう』(MBC)以来、約10年ぶりに本をテーマにしたバラエティー番組だった。メーン司会者のカン・ホドンのほか、タク・チェフン、チョン・ジェヒョン、人気作曲家「勇敢な兄弟」(カン・ドンチョル)、アイドルグループ東方神起のチャンミンらレギュラー陣も豪華な顔ぶれだったが、放送関係者の間では「カン・ホドンの人気は活動自粛前ほどではなく、本を前面に押し出しながらも近況を語るトークが多いなど、番組の独自性がきちんと確立されていなかった」と批判されていた。
また、同日のKBS役員会議ではイ・ギョンギュ、キム・グクチン、チュ・サンウクらが出演する日曜日のバラエティー番組『ハッピーサンデー』の「男の資格」コーナー打ち切りについても話し合われ、4日の内部会議で最終決定することになった。これが正式に決まれば、「男の資格」は放送開始から4年で終了することになる。