スターインタビュー
インタビュー:2AM「アーティストとして認められたい」
【ソウル聯合ニュース】甘いバラード曲で人気を博している4人組ボーカルグループの2AMが4日、ソウルで懇談会を開き、5日に韓国で発表するセカンドアルバム「ある春の日」(原題)について語った。
韓国でのアルバム発表は昨年3月にリリースしたミニアルバム「F.SCOTT FITZGERALD’S WAY of LOVE」以来、1年ぶり。
2AMの雰囲気もこれまでとは打って変わって明るくなった。「ある春の日」というタイトルにふさわしいアルバムのジャケットのデザインも、メンバーの衣装も華やかだ。
何よりも変わったのは彼らの「音楽」だろう。2AMは今回、1人バンド「Epitone Projekt(エピトンプロジェクト)」、2人組バンド「No Reply(ノーリプライ)」のクォン・スングァン、ピアニストのイルマら、音楽性を認められた韓国のアーティストとのコラボレーションにより、これまでのヒット曲とは一味違った曲を完成させた。
メンバーらはアルバムについて、「デビュー5周年を迎え多方面で成熟した姿を見せたかった」と口をそろえた。
チョグォンは「デビューから丸5年、僕たちの音楽も成長したので、これからは『アーティスト』らしい姿をお見せしたい。今回のアルバムを通じて『歌手2AM』として認められる1年になることを願っている」と意気込みを語った。
スロンは「5年間、大衆が何を好み、望んでいるのかを目の当たりにしながら、どんな音楽を目指すべきかについていろいろと考えた。これからは1年が過ぎるごとに音楽についてもっと考えるようになるのではないかと思う」と語った。
メンバーは、曲のスタイルに変化を与えた理由についても説明した。これまでは切ないバラード曲が多かったせいもあってかモノトーンのスーツを着て、悲しい表情で歌ってこそ感情移入ができるような気がしたが、そのようにしなくても感情表現はうまくできると思えるようになった。「ある春の日」というタイトルのように春の雰囲気が漂うアルバムを作りたかったという。
アルバムには全8曲が収録された。同名タイトル曲は、恋人と別れ、一人になった男性の孤独感を表現した。春の日の午後が思い浮かぶようなソフトなピアノの旋律と淡々とした2AMの歌声が調和している。
昨年はアジアツアーに専念したが、今年は韓国での活動により力を入れる計画だ。今後の目標はこれまでと同様に「2AM独自の音楽と感性が大衆と通じること」。メンバーは「バラードを歌うボーカルグループであるが故に本当に努力しないと新しいステージを構成することが難しいが、年を重ね成熟すれば音楽の特色も変わっていくのではないか。今後の成長にも期待してほしい」と自信をみせた。