野崎友子通信員
インタビュー:キム・ジェウォン「『メイクィーン』はお茶目な明るいキャラで楽しかった」
度重なる試練を乗り越え、夢を追いかける若者の胸キュンのラブ&感動のサクセスストーリー『メイクィーン/MAY QUEEN』。海洋専門家として成長していく若者たちを取り巻く、野望、裏切り、復讐が描かれたこのドラマで、初恋の相手ヘジュを15年間、思い続けた純情な男、カン・サンを演じたキム・ジェウォンにドラマについて語ってもらった。
―ドラマ『メイクィーン/MAY QUEEN』はどんなドラマですか。
「ヘジュ(ハン・ジヘ)、カン・サン(キム・ジェウォン)がほかの登場人物とともに船を造っていく過程で繰り広げられる家族的なストーリーと、韓国ドラマでは珍しい海洋という素材を扱っています。他作品では見られない雄大さ、斬新な素材を通じて一味違う面白みを楽しんでもらえる作品だと思います」
―演じられたカン・サンはどんなキャラクターですか。
「カン・サンは天才的な頭脳を持ち、『フォトメモリー』と言われる一度見たらすべて覚えてしまう天才的な才能を持つ人物です。ヒロインのヘジュが船を造るという夢をかなえるためにサポートする役割ですが、ドラマの重い雰囲気を明るくしてくれる、愉快なキャラクターです」
―特に思い出に残っているシーンは。
「個人的には、カン・サンにとっては唯一の生存家族であった祖父が亡くなった時が、最も記憶に残っています。そして、祖父が亡くなった時のせりふは、脚本家が書いてくれた台本のせりふではなく、自ら書いたものです。僕自ら『祖父が亡くなった時の気持ちはどうだろう』と考えながらせりふを書いて演じていたので、そこがやはりもっとも記憶に残るシーンですね」
―撮影時の面白いエピソードをひとつ教えてください。
「そうですね…ドラマをご覧いただくとおわかりいただけると思いますが、カン・サンが出てくるシーンは、特に楽しく愉快なシーンが多いです。これまでの作品では見られなかった愉快で快活なキャラクターだったので、そのようなシーンを撮るたび、楽しいエピソードが生まれていた気がします。ということで、僕が出ていたシーンはすべて楽しいエピソードになっていると思います(笑)」
―ハン・ジヘさん、ジェヒさんとの共演はどうでしたか。
「ジェヒさんとは十数年前から、一緒に演じてきた仲間であり、軍生活を共にした友人でもあります。なので今回共演できて本当にうれしかったです。ハン・ジヘさんとの共演は今回が初めてですが、チョン・ヘジュという役を良く消化してくれてすごく楽しく共演できましたし、チャン・ドヒョン役を演じられたイ・ドクファさん、ジョンウ役のイ・フンさん、ボンヒ役のキム・ジヨンさんら、もともと個人的な交流があった方々と共演できて本当にリラックスしながら楽しくできた気がします」
―ジェウォンさんにとって『メイクィーン/MAY QUEEN』はどんな作品となりましたか。
「本作を撮影しながら他作品では見られなかった自分の姿をたくさん見つけた気がします。ファンの皆さん、視聴者の皆さんもそうだったと思いますが…。ほかのドラマでは、男性主役として重みのある役割をこなしていたのですが、本作ではドラマの重みを軽くするために、全般的にお茶目な明るいキャラを演じていたので、これまでになかった部分を視聴者、ファンの皆さんに見つけていただけてすごくうれしかったです。僕自身も撮影中明るく演じていたのですごく楽しかった作品ですね」
―日本のファンへメッセージをお願いします。
「最近は韓国活動が忙しく、なかなか日本を訪問できずにすごく寂しいです。機会があれば頻繁に日本を訪ねファンの皆さんにお会いできる時間を作れるようにします。そしてこの作品が…このテーマが日本の方々にいかに受け入れられるかはよくわかりませんが、僕が出演するドラマですので、どうぞお楽しみください!(笑)」
『メイクィーン/MAY QUEEN』のDVD(発売・レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ/販売元:TCエンタテインメント)は5月2日、DVD-BOX1がリリース、Vol1~5 がTSUTAYAのみでレンタル開始となる。