殺人の寃罪で16年ぶりに出所した男と、過去のトラウマから愛を信じられなくなった獣医の女性との恋を描くラブファンタジー『パダムパダム~彼と彼女の心拍音~』でヒロインの獣医チョン・ジナを演じたハン・ジミン。これまでの明るく元気な女の子、というイメージを脱皮。女優として飛躍を図ったハン・ジミンにインタビューした。

―『パダムパダム~彼と彼女の心拍音~』の撮影で苦労したことは。

「内面的には、何よりもジナの奥深い感情表現に苦労しました。そして外面的には、寒さに苦労しました。寒さに凍えてせりふが出てこないほどで、雨の降るシーンなどは本当に凍えていました」

―ジナとご自身との共通点は。

「まずは、動物好きなところですね。また、ジナみたいになりたいと思うことがたくさんありました。ジナは一見優しそうに見えますが、言いたいことをはっきり言う人物。わたしもそうなりたいと思いました」

―共演のチョン・ウソンさんの魅力は。これまでの共演者と違う点はありましたか。

「チョン・ウソンさんは本当にたくさんの魅力があります。女性のあこがれだし、韓国を代表する俳優であるのは言うまでもなく、素朴で正直、周りへの思いやりにあふれている方で、素晴らしいと感じました。また、ガンチルの小道具一つに至るまで気を使う方。わたしも、チョン・ウソンさんのおかげでジナ役に没頭することができました」

―チョン・ウソンさんには初めどんなイメージをお持ちでしたか。そして、それは共演後変わりましたか。

「初めは、俳優としてのオーラがあふれる方だとは思っていましたが、寡黙な人というイメージでした。でも、実際接してみると、人間らしいというか、おもしろさを追求する方みたいです(笑)。ギャグとかも現場でやっていました。実はそんなにおもしろくないんですけど…でもそれもご自身で自覚されているようでした(笑)」

―このドラマは「奇跡」がテーマになっていますが、ハン・ジミンさんは「奇跡」の瞬間があったことはありますか。もし天使がいたら何をしてほしいですか。

「このドラマに出演し、奇跡についてたくさん考えるようになりました。自分が今、平穏に生きていることが奇跡だと思います。そして、これまで、それに感謝して生きてきたのか、とあらためて考えるきっかけになりました。もし天使がいたら…人々の病をすべて取り去ってほしいと思います」

―トップスターの相手役ばかりを務められ、「ケミストリー(相手俳優との相性)の女王」と言われていますが、そのことをどう思いますか。

「素直にうれしいです。ドラマは共演者との呼吸が大切です。素晴らしい方と共演する機会に恵まれて本当にありがたいし、作品は、誰か一人が目立つというのでなく、お互いが助け合って作られていくと思って演じていますので、皆さんにそういっていただけるようになったのではないでしょうか」

―いつもお美しいのですが、美容・健康で気を付けていることは。

「以前はそういうことに気を使っていなかったのですが、最近は気遣わなければならない年ごろになってきたようです(笑)。ストレスが一番よくないと思うので、いつもポジティブに考えるようにしています。表情も明るくなるし健康にいいと思います。美容法としては、こまめに洗顔をして、しっかり睡眠をとること。あと、こまめに水分を補給することでしょうか」

―もし女優になっていなかったら、何になりたかったですか。

「幼稚園の先生、社会福祉士などになりたかったです。大学でも社会福祉を専攻していました。そして子どもが好きなので」

―日本で好きな場所はありますか。

「場所、というより、日本の食べ物が好きです。以前旅行に来たときには、食べ物リストを作って持ち歩いていました。その時は5日間で4キロも太っちゃいました(笑)。最初の日はすき焼き、それからラーメン、すし、焼き鳥、鉄板焼き…家族と来たんですが、みんな太りました」

―今ハマっていることはありますか。

「おいっ子ですね。ちょうど生まれたのが『パダムパダム』と『屋根部屋のプリンス』の撮影で忙しかったころなのですが、今はおいと遊ぶことが楽しみです」

『パダムパダム~彼と彼女の心拍音~』では憂いを秘めた表情が多かったが、素顔のハン・ジミンは本当にかわいらしく、ほっこりさせられる人物だ。そして周囲を温かくするような優しい笑顔の中に、凛(りん)としたものが感じられる。そんな空気感からも彼女が共演者やスタッフに愛される理由が垣間見えた。

 チョン・ウソン、ハン・ジミン、キム・ボムが出演する『パダムパダム~彼と彼女の心拍音~』は、2月3日よりテレビ朝日にて地上波初放送される。毎週日曜深夜2時40分(初回のみ深夜2時55分)より。また、DVD-BOX1~2(発売元:テレビ朝日/コンテンツセブン/ワコー 販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ)も好評発売中だ。

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