歌手RAIN(ピ/チョン・ジフン、30)は、2007年のワールドツアー公演契約金をめぐってオーストラリア公演を担当した企画会社M社を訴えた裁判で勝訴した。

 ソウル中央地裁民事合議46部(カン・ソングク部長判事)は、芸能プロダクション「ウェルメイド・スターエム」が未払い契約金の支払いを求めてM社を相手取り起こした契約金返還請求訴訟で、原告勝訴の判決を下したことを15日、明らかにした。

 同地裁は「M社は『ウェルメイド・スターエムはオーストラリア公演準備時、必要な人員を派遣しないなど協力的でなかった』と主張した。しかし、ウェルメイド・スターエムはM社の求めに応じて公演準備に必要なプロダクション・チームを派遣しており、十分協力したものと考えられる」と判断した。

 その上で「M社の主張を認めるに値する証拠はない。M社は未払いの2億8000万ウォン(約2400万円)を支払うこと」との判断を示した。

 07年にオーストラリア公演を企画したM社は、RAINが所属していたJYPエンターテインメントとRAIN、JYPエンターテイメントから公演の権利を譲渡されたウェルメイド・スターエムが公演準備をおろそかにしたため26億ウォン(約2億2000万円)の損害を被ったとしてRAIN側を相手取り昨年3月に損害賠償請求訴訟を起こしていた。

 これに対し、ウェルメイド・スターエムは同年7月にオーストラリア公演の契約金4億ウォン(約3400万円)のうち2億8000万ウォンを受け取っていないとして逆提訴していた。

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