韓国のスポーツ紙「日刊スポーツ」は14日、6日に39歳で自殺したチョ・ソンミン元斗山コーチの遺書が発見されたと単独で報道した。

 同紙によると、遺書はチョ・ソンミンさんのエージェントだったソン・ドッキ氏(51)が13日、チョ・ソンミンさんの荷物を整理していた際、リュックの中から発見したという。縦15センチ・横9センチ大の手帳に3ページにわたり自筆で書かれた文には「遺書」という題名があった。

 チョ・ソンミンさんはまず両親にあてて「(自分は)愚かな息子で、これまでも胸を痛めるようなことをしてきましたが、このように再び消すことのできない傷を残して逝くという親不孝をお許しください」「この愚かな息子はもう世の中で生きていく自信も勇気もないので、これで人生をあきらめたいと思います。これ以上は耐えがたくなりました」とつらい思いを吐露している。そして、子どもたちには「お前たちにこれ以上ないという傷を、父親までもが与えて逝くことになったんだな」と申し訳ないという気持ちをつづった。最後は「法的な争いのためわたしの財産は姉チョ・ソンミに全部残す」と締めくくっている。

 遺書を発見したソン・ドッキ氏は「日付や署名はないが、18年間見てきたチョ・ソンミンの字に間違いない。自殺した日(6日)に書いたようには見えない。字がかなりきちんとしている。これまでの生活や自分の境遇を悲観し、死を予告しているような遺書だ」と同紙に語った。

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