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日本人ロックバンド 韓国で本格活動へ
【ソウル聯合ニュース】韓国で唯一の日本人ロックバンド「コプチャンチョンゴル」が、韓国の劇団サラダと専属契約を結び、来年1月から本格的な活動に入る。サラダが6日、明らかにした。
モツ鍋を意味するコプチャンチョンゴルは、佐藤行衛をリーダーとする3人組バンド。佐藤以外の2人は、外国人アーティストが韓国の芸術団体と専属契約を結び、文化体育館観光部長官から雇用推薦を受けて芸術活動を行うための就労ビザ(アーティストビザ)を取得する初のケースとなった。
コプチャンチョンゴルは1995年に日本で結成され、1999年に韓国でリリースしたデビューアルバムは1万枚の売り上げを記録した。しかし、アーティストビザなしで活動していたために佐藤は2005年に強制追放された。その後、韓国人女性と結婚し永住権を取得している。残りの2メンバーはアーティストビザがないため、主にチャリティー公演で活動してきた。
2011年にセカンドアルバムを発売し、今年8月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)にソウルで開かれた平和コンサートでは反戦メッセージをこめた歌を歌っている。
来年初めから本格的な活動を開始する。ニューアルバムをリリースし、3月1日に記念ライブを開く計画だ。
サラダ側は「彼らが韓国で安定的な音楽活動を行い、日本と韓国の文化交流に寄与できるよう、支援していく」と話した。