野崎友子通信員
『美男<イケメン>バンド』のイケメンメンバーの5人が本音で語る
ドラマ『美男<イケメン>バンド~キミに届けるピュアビート』に主演、バンド「眼球浄化」のメンバーを演じたソンジュン、エル(INFINITE)、ユ・ミンギュ、イ・ヒョンジェ、キム・ミンソク。この5人のメンバーが再集結、役の上とはまた違った互いへの思いを率直に語り、仲の良さを見せた。
―皆さんは、俳優としては 「新人」ですが、「眼球浄化」の初代リーダー・ビョンヒを演じた、俳優として先輩のイ・ミンギさんからどんなことを学びましたか?
ヒョンジェ「ミンギさんは頼りになる存在、安心感を与えてくれる存在でした。みんなで、撮影の合間に演技について質問をいろいろさせてもらったのですが、ミンギさんもスケジュールがタイトで疲れているのに、休憩もせずに僕達たちの質問に答えてくれたり…。だから、2話でいなくなってしまったことが、すごく残念で、寂しかったです。支えになる存在がいなくなり、残りのメンバーで力を合わせてやっていかなければならなくなった状態は、まさに『眼球浄化』と同じ。新たに『眼球浄化』のリーダーになったジヒョク(ソンジュン)と同じように、ソンジュンくんがリーダー的役割を担ってくれました」
―ドラマと実際の状況がシンクロしていたんですね。
ミンギュ「そうですね。『チームワークができた』と感じたのは、やっぱりビョンヒ(イ・ミンギ)がいなくなってから。ストーリーの中でも、リーダーを失った『眼球浄化』のチームワークが強くなっていったように、会ったばかりの僕たちにも最もチームワークが要求される時期でしたから」
ヒョンジェ「プライベートでも時間をつくって、一緒にお酒を飲みながら話し合ったりして、チームワークを固めていきました」
――ソンジュンさんが、リーダーとして心がけたことは。
ソンジュン「権力と腕力!…というのは冗談です(笑)。みんな新人だったので、撮影に関して知らないことも多かったのですが、苦情を言うのではなく、僕に力が残っているときには撮影現場に先に行って、雰囲気を作っておいたり。僕の努力で兄さん達も頑張れるようになったのかな?…これも冗談です(笑)。兄さん達が頑張ってくれていたので、僕はそれに乗っかっただけ」
ミンギュ「ソンジュンくんは出番が多いのでハードスケジュールだったにも関わらず、撮影に一生懸命取り組んでいました。その姿が、僕たちのモチベーションになったし、力にもなりました」
―今ではすっかり仲良しの皆さんですが、第一印象はどうでしたか? まず、ミンギュさんはどんな印象でしたか?
エル「とにかく、背が高い。僕とミンソクくんは『参りました!』って感じ(笑)」
ミンソク「そうなんですよ~。他のメンバーは背が高すぎるので、僕はエルくんと一緒にいないと、バランスが取れなくて(笑)」
ソンジュン「僕とヒョンジェくんは、昔からミンギュくんと知り合いだったので、第一印象ってことではないんですが…老けないよね、って(笑)」
――では、ヒョンジェさんは?
ソンジュン「なぜ、ここにトム・クルーズがいるの?(笑)」
ミンソク「ヒョンジェくんが歩いてくるのを見て、マネキンかと思いました。それくらい完璧なビジュアル!」
エル「役柄と同じ、神秘主義のイケメンドラマーがいる!」
ミンギュ「元々知り合いだったんですけれど、共演するまで持っていたイメージは、(演じた)ドイルのように無口でクールなイメージでした。でも、共演したことで、意外と性格が明るい人だなということがわかりました。内面に潜んでいる別の姿を見てしまったような気分(笑)」
―ソンジュンさんはどうでしょう。
全員「……(顔を見合わせ)アハハハ!」
ソンジュン「え、なんで笑うの?」
ヒョンジェ「多分、みんなもそうだと思うんだけど、最初は、ソンジュンくんが一番年上だと思ってたんです。あ、それは老けて見えるからじゃなくて(笑)。大人っぽいし、声も低いので、成熟した感じがするから。韓国では『エアルン』っていうんですけど、歳に比べて落ち着いた感じがしました。実際には、自分より年下だったので、ビックリしましたけど(笑)」
ミンソク「ソンジュンくんと初めて会ったとき、『ケンカを売りに来たな!』って思ったくらい、ジヒョクのキャラクターになりきってました。年上だと思ったけど、実際には僕と同じ歳で。しかもソンジュンくんの方が学年が下で、さらにビックリ。今では、かけがえのない親友です!」
エル「僕の第一印象は、『2番目に背が高い人。この人が僕らのリーダー?」って思いました。ドラマが進めば進むほど本当にジヒョクになりきっていって、最初は、『この人がリーダー?』って感じだったけど、共演してるうちに『さすがリーダー!』って思えるようになりました。付き合ってみると、シリアスそうに見えて、密かに笑いをかもし出すタイプみたい(笑)」
――エルさんはどうですか? INFINITEでの活躍はご存知だったと思いますが。
ソンジュン「あいさつもしないし、ツッパッてましたね(笑)」
エル「えっ?! そんなことないでしょ」
ソンジュン「生意気だったよ。僕は最初、エルくんのほうが年上だからあいさつしないのかと思ったんだけど、年下だってわかった瞬間『コノヤロー』って思った(笑)」
ミンギュ「僕は、年下って知ってた」
エル「そうなの? 覚えてないなあ」
ソンジュン「本当だよ。でも、エルくんの姿を見ると、誰でも魅了されると思いますよ。エルくんの人柄を理解すると、かわいい人だし、愛らしいなと思えます」
ヒョンジェ「第一印象はツッパッているというより、シックで近寄りがたい感じでしたね。『氷の王子』といわれている(エルが演じた)ヒョンスが、本当は家族想いで友情に厚い男であるように、エルくんもパッと見で誤解してしまい、近寄りがたいと思うけど、共演するうちに、かわいくてピュアな人だということを実感しました」
ミンソク「僕にも初対面であいさつがなかったなあ。しかも、いきなり笑い始めて。僕のはいていたズボンを見て『変だ!』って爆笑されたんですけど、それで打ち解けました(笑)」
――最後に、ミンソクさんの印象は?
エル「僕にとってミンソクくんは、ただ変なズボンを履いたおかしな人(笑)。アレ、変なカッコだったよね!」
ミンギュ「16~17歳に見えたから、本当に高校生をキャスティングしたんだと思ったんだけど、実際の歳をきいてビックリ(笑)。顔がワンパクで、イタズラッ子な感じがしますよね。僕は、ミンソクくんとのシーンが多かったので、すぐ打ち解けました」
ヒョンジェ「僕の受けた印象は、ひたすら礼儀正しい人。撮影中も礼儀正しかったし、撮影が終わった今も、礼儀正しいことを高く評価しています。最初に会ったのが、演奏シーンだったんですが、ミンソクくんの方から笑顔で『僕のピアノは、どんな感じの動きで撮ればいいんですか?』っていろいろ聞いてくれて、最初から親しみやすい感じでした」
―共演して、最初と印象が大きく変わった人はいますか。
エル「今となっては、他の人の第一印象が思い出せないくらい」
ミンギュ「『第一印象で人を判断しちゃいけない』って思うくらい、それぞれの印象が180度変わりましたね」
―自分以外のメンバーの一番「カッコいい」と思うシーンを教えてください。
ミンギュ「ミンソクくんは、僕とコンビを組んでいたので、どのシーンもカッコいいはず! ヒョンジェくんは、1話のトビ蹴りのシーンで、ソンジュンくんは常にカッコいいんですけど、それは4話までかな。これ以降はちょっと…(笑)。エルくんはキャラクター自体がカッコいい。心が熱いカッコいい役でしたよね」
ミンソク「ヒョンジェくんがケンカのシーンでトビ蹴りをしてるのがカッコいいのですが、全部カットされました(笑)。僕が印象に残っているのは、エルくんが13話で号泣する場面。そのシーンを台本で見たときには、正直、エルくんには無理だと思ったんです。『怒りを爆発させるなんて、できるのかな?』って。でも、そのシーンのエルくんの演技は本当にうまく表現できていて、ビックリしました。ソンジュンくんの歌を歌う場面も、そんなに完ぺきにこなせると思ってなかったけど、完ぺきでした!」
ヒョンジェ「カットされているシーンも多いので、未公開シーンは、DVDで見てくださいね(笑)。僕はやっぱり、『眼球浄化』の演奏シーンのメンバーたちがカッコよかったと思います。ミンソクくんはキーボードもカッコよかったけど、OSTの歌も良かった。ソンジュンくんは、歌ってるときの姿がいいですよね。エルくんは、血まみれになってギターを弾くシーン。ミンギュくんは、ベースを弾くのが初めてのわりにサマになってたし、ドラムの上からダイブしながらベースを弾くシーンがカッコよかったです。でも、そのシーンは、ミンギュくんの足があまりにも長くて、カメラに全部が収まらなかったんです(笑)」
ソンジュン「それぞれの演技がハマってる場面があるので、『これだ!』っていうのは思い出せないけど、ヒョンジェくんの言うように、ライブのシーンがカッコいいんじゃないかな」
エル「さすがリーダー! 眼球浄化サイコー!」
全員「アハハハ(笑)」
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