野崎友子通信員
キム・ヒョンジュン、『ドラマ「都市征伐(原題)」メモリアルイベント』に出演
歌手で俳優のキム・ヒョンジュンが4日夜、日本武道館で行われた『HENECIA JAPAN 1 周年記念 ドラマ「都市征伐(原題)」メモリアルイベント』に、ヤン・ユンホ監督、ヒロインの女優チョン・ユミとともに出演した。
同ドラマは7月に日本の日光ロケでクランクイン。現在はソウルでの撮影が行われており、この日は「制作報告会」といった位置づけで、ドラマでの役柄や、日本ロケの思い出などが三者から語られた。
そして、この日は「世界初公開」として第1話、第2話のダイジェスト映像やメーキング映像が公開され、ファンを楽しませた。映像には、キム・ヒョンジュンの鍛えられた美しい上半身裸の姿や激しいアクションシーンのほか、キスシーン、また「女装」姿まで登場し、そのたびにファンは奇声をあげて反応。
ダイジェスト映像上映後のトークでペク・ミル役のキム・ヒョンジュンは「今回のようなアクションは初めてで、今でも苦労しているが、見えないところでスタントマンらも苦労してくれて、安全面などでも注意を図ってくれている」「今年に入って女装は初めて。2005年のコンサートでFin.K.Lの格好をして以来…? 皆さんが楽しんでくれたのだったら、よかった」などと彼らしくコメント。
イ・ダンビ役のチョン・ユミは「心配になった。(キスシーンで)ファンの皆さんが激しく反応されていたので…」「(キム・ヒョンジュンの女装は)女性として危機感を感じるほどだった。撮影の日はファンの人がたくさん来て見学されていたが、ヒョンジュンさんは恥ずかしいという様子も見せずにプロらしいと思った」などと会場を埋めつくしたキム・ヒョンジュンファンを気にしつつもジョークを交えたトークで出演者や観客の笑いも誘うなど余裕のトークを繰り広げた。
ヤン監督は、キム・ヒョンジュンについて「初めて会う前は、きれいな顔の男性だと思っていた。会ってみたらタフで男らしいところがたくさんあったので驚いた。酒を飲むとユーモアもあって楽しいのでまた驚いた」と明かした。チョン・ユミについては「個人的に別の作品を見ていて、ぜひ仕事をしたいと思っていて、今回実現できてよかった。本来の性格は男っぽい、さばさばしていて、女性だからきれいにみせたい、というところがない人。でも撮影すると、きれいすぎて困ることがある」と語った。
また、キム・ヒョンジュンは、ワイルドさの中にかげりのあるペク・ミル役を演じることについて「これまでの歌手・俳優のキム・ヒョンジュンにはワイルドさがなかったが、これまではお見せしてこなかっただけで、ワイルドな面、クールな面はもともと自分の中にあったもの」とし、「言葉遣いや食事するときのしぐさなどもミルならこうだろう、と思って普段も生活している」と役作りについて語った。
さらに、ペク・ミルと自身の共通点について「皆さんが信じるかどうかはわからないが、ミルのように、好きな人がいたら、命がけで守りたいというところは似ていると思う」と言い笑顔を見せると会場は悲鳴のような歓声に包まれた。
トークの後は、ファン待望のキム・ヒョンジュンのライブが繰り広げられた。この日はファンクラブ「HENECIA JAPAN」1周年ということで、「1周年を心より祝いたい。100周年も祝いたい」と言って笑いを誘い、「日本武道館という特別な場所に立てて幸せ。皆さんのおかげです」とし、「Lucky Guy」「HEAT」などのヒット曲のほか「初めてのステージの時に歌った歌」として「Creep」など全9曲を熱唱。
今回は、「バンドでのライブがしたかった」とのことでドラマ撮影の合間を縫ってバンドと練習を積んだという。「演技をしながらバンドの準備と大変だったが、やりがいがあったなと思った。みんなに泣き言を言うようだが、本当に大変だった(笑)。その努力が『都市征伐』の成功につながればいいなと思う」と最後に語った。
また、キム・ヒョンジュンはこの日、12月にアルバムを発売することも発表。歌にドラマに、キム・ヒョンジュンの勢いはとどまることを知らない。