韓国芸能事件簿
名誉棄損:「TABLOに劣等感」口々に謝罪・反省の意
1審判決公判でメンバーの1部に実刑判決が言い渡された「タジンヨ(TABLOに真実を要求します、という意味の韓国語の略)」。控訴審では、さらなる疑惑の提起や、自らの主張を繰り返すのではとみられていたが、容疑を認めて謝罪と反省の態度を示し、裁判所に善処を求めていたことが分かった。
12日午後、ソウル中央地裁で虚偽事実の流布による名誉棄損および侮辱の疑いで拘束されている「タジンヨ」の控訴審が行われた。
この日、被告たちは「TABLOと彼の家族に申し訳ない」「社会的に物議を醸したことについて反省している」「TABLOに精神的・物理的苦痛を与えた。血を吐く心情で謝罪する」「拘置所で2か月過ごしながら過去の行動について後悔した。関連コメントを削除し、タジンヨも脱退した。今後は他人に被害を与える行為をしません」「高卒なのでTABLOに劣等感を感じた。1審判決を受け入れ、TABLOに対して今後妨害しない」などと、容疑を認め、口々に謝罪や反省の意を示した。
ソウル中央地裁によると、被告たちは長文の反省文と嘆願書を提出しているという。今回被告が容疑を認めていることから、10月5日に予定されている控訴審判決でタジンヨ問題は一段落する見通しだ。
■TABLO名誉棄損事件
2010年に「米スタンフォード大の卒業生名簿に歌手TABLO(本名:イ・ソンウン)の名前がない」とする書き込みから始まったTABLO学歴詐称問題。TABLOは同年8月にインターネット会員制掲示板「タジンヨ」メンバーを告訴し、同年10月に警察がTABLOの米スタンフォード大卒業を確認した。
今年7月に行われた1審判決公判では、タジンヨの会員9人のうち、4人を前科がない点を考慮し懲役8月・執行猶予2年、2人を前科がないものの激しい誹謗を繰り返した2人に懲役10月・執行猶予2年、告訴された後も原告への侮辱行為を止めず虚偽の事実を流布した2人に懲役10月の実刑判決を言い渡している。