第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に招待された映画『ピエタ』は幸先のいいスタートを切った。

 3日(現地時間)に行われた『ピエタ』のメディア向け上映会では10分間のスタンディング・オベーションが巻き起こった。公式上映ではなく、非公式のメディア向け上映会で10分間も拍手が鳴りやまないのは極めて異例だ。配給会社側は「今回のスタンディング・オベーションはベネチア国際映画祭でも近年まれに見るもの」と話す。『ピエタ』は公式上映でも各国の映画関係者や映画ファンの間で評判を呼び、前売りチケットが売り切れた。ベネチア国際映画祭の公式デイリーマガジンでは『ピエタ』が表紙を飾った。

 『ピエタ』は8日に行われる閉幕式で金獅子賞と主演女優賞にノミネートされている。韓国公開は6日から。

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