野崎友子通信員
ミュージカル『Jack the Ripper』制作発表にオム・ギジュン、ソンミンら出席
韓国で4年連続上演されている大ヒットミュージカル『Jack the Ripper』(ジャック・ザ・リッパー)が今秋、日本で上演されることが決まり、25日、出演者のオム・ギジュン、ソンミン(SUPER JUNIOR)、ソン・スンヒョン(FTISLAND)、シン・ソンウ、ユ・ジュンサンが都内ホテルにて行われた制作発表に出席した。
同ミュージカルの見どころをオム・ギジュンが「実話を基にした悲しい愛の物語。シン・ソンウさんのダンスもみどころ」と言うと、それを受けてシン・ソンウは「わたしのジャック役がみどころ」などと両ベテランが余裕で笑いを誘った。
ソンミンは、「昨年、初めて出演し今回は2回目だが光栄」と緊張感も見せながら語り、「すべてのキャラクターが魅力的。(自分が演じる)ダニエルは純粋な愛に狂っていく」と役柄を説明。今回大役を射止めたソン・スンヒョンは、「話を聞いた時、これはチャンスだと思った。かなえなければならないと。人生においての転換期。演技、歌を上達して、心を伝えたい」と意欲を見せた。
またユ・ジュンサンは「音楽以外、95%は韓国の創作。映画の技法も取り入れ、ミュージカルを見ながら映画を見ているよう」と紹介。同作は、チェコで誕生したオリジナル作品が09年、韓国で斬新な演出により新しい作品として生まれ変わり、観客からの圧倒的な支持を得てきた作品だ。
今回、ダニエル役はアン・ジェウク、オム・ギジュン、ソンミン、ソン・スンヒョンの4人キャスト。演じるにあたってのポイント、またほかの人の演技は見るのか、との質問に、オム・ギジュンが「ダニエルのポイントは愛。愛が大きくなって悲しい結末を迎える。ほかの人の演技もたくさん見て勉強したい」と言うと、ソンミンも「愛が重要。女性のためにダニエルが変わっていくところがポイント。ほかの方を見て勉強していきたい」と答え、やはりほかの人の演技も気になるようだ。そしてソン・スンヒョンは「僕もそう思う」と言い、「初めてだから頑張らなくては! 感情を自分の中に育てていく」と意気込みを見せた。
殺人鬼ジャック役のシン・ソンウは演技のポイントを「舞台で光を見ないようにする。ほかの俳優と話をしないようにしている」と言い、ジャックのオーラを感じさせた。アンダーソン役をこれまで何度も演じてきたユ・ジュンサンは「後ろ向きな悲しみが伝えられるか。いつも観客にうまく伝えられるかじたばたし、それが楽しくもある」と、こちらもベテラン俳優らしさを見せた。
ドラマや映画でも活躍する実力派人気俳優、K-POPで韓流をリードする若手スターらの豪華競演に期待せずにはいられない『Jack the Ripper』は9月16日から10月8日まで東京・青山劇場にて全30公演が行われ、チケットは8月25日より一般発売予定。特別協賛のセシールによるチケットプレゼントキャンペーンも行われるとのことだ。