アイドル系パフォーマンスバンド「Led apple」が、23日、東京・品川ステラボールにて日本初単独コンサート「Ledapple 1st Concert in JAPAN」(主催・企画・製作:株式会社アンジェリック・STARTORY entertainment)を開催した。

 2010年「DASH」でデビューしたLed appleは、今年5月にソウル初単独コンサートを開催したが、今回はそれに続くもので、1000人の日本のファンが熱い声援を送った。

 伝説的なグループ「レッド・ツェッペリン(LED Zeppelin)」に焦がれる意味から前の文字LEDを引用し、アイドルの新鮮さを表すApple(りんご)を組み合わせた名前の6人組ボーイズバンドLed Appleだが、この日はキーボードとDJを担当しているコヌが体調不良のため参加できず5人での舞台となった。

 ギターサウンドから始まったコンサートは、今年3月に発表した「SADNESS」や「お前が何だ」「偶然にでくわした」、デビュー曲の「DASH」などをパワフルな演奏とともに、客席をあおり、舞台を降りファンに揉みくちゃになりながらのパフォーマンスでアーティストとしての魅力を存分に披露した。

 また、各ソロコーナーも用意され、それぞれが魅力を振りまくと、ハンビョル、クァンヨン、ヒョソク、ギュミンの4人が女装しSISTARの「ALONE」をカバーダンス。その妖艶な魅力に会場は大歓声になるという楽しいコーナーもあり、アンコールを含め全15曲を披露した。

 トークでは、日本語で「初の日本での単独コンサートにワクワクし、緊張した」とたどたどしいながらもすべて日本語で進行。時折間違える姿に客席から「かわいい」と声が掛かるなど、終始声援が飛んだ。

 「パフォーマンスバンドなので、他の歌手に影響を与え、記憶に残る歌手になりたい」と語ったLed Appleの日本初の単独コンサートは「緊張した」と言いながらも、堂々としたパフォーマンスとは逆にトークで見せるキュートな姿でファンを魅了した。

 コンサート終了後の取材に「緊張したが、歌手という職業を選んで良かった」(ハンビョル)、「たくさんの人に驚いた。コヌがいないのが残念だった」(ギュミン)など感想を語ったメンバーら。記憶に残ったこととして、リーダーのヨンジュンが「ペンライトを持っている姿が記憶にある」と話すと、ヒョソクが「オープニングで白いカーテン越しに客席が見えて、涙が出そうになった」と感動の気持ちを伝えた。女装について問うと、恥ずかしがりながら、ハンビョルが「鏡を見たらきれいと思った瞬間が…」と言うと、クァンヨンとギュミンは「母に似ていた」と話し笑わせた。

 そして口々に「声援をくれるのに、充分に答えられなかった。日本語を頑張りたい」と少し残念そうに語り、クァンヨンは「次回は日本語の勉強をたくさんして、意思の疎通を図りたい」との意欲を口にした。

 7月にアルバムをリリース予定だというLed apple。その後、本格日本進出はあるのか、その動向が気になるところだ。

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