音楽
少女時代の派生ユニット「テティソ」が本格始動
韓国大手芸能事務所SMエンターテインメントが新しい実験を試みた。人気絶頂のガールズグループ少女時代の9人のメンバーのうち、テヨン、ティファニー、ソヒョンの3人で結成したユニット「テティソ」をお披露目する。
ユニットは、グループ内の一部のメンバーによって結成された別グループ。新しいコンセプトで活動する。3人の名前の最初の文字を取った「テティソ」は、4月30日にミニアルバム「Twinkle」のミュージックビデオを公開し、本格的な活動を開始。3日に放送されるケーブルチャンネルMnet『Mカウントダウン』を通じて、初ステージを飾る。
出足は好調だ。4月25日からテヨンを皮切りに3日間、ユーチューブで順次公開された3人のティーザー映像は、4月30日現在、合計1147万件の再生数を記録している。また、4月29日にリリースされた同アルバムは、韓国人アーティストとしては初めて、米国・iTunes総合アルバムチャートで4位にランクインした。リード曲「Twinkle」は韓国のすべての音楽サイトのリアルタイムチャートで1位を総なめするほど、ファンの反響は大きい。
SM側は「テティソ」をデビューさせた理由について「9人で活動していたときには、お見せできなかったメンバーの魅力を確実にお見せするため」と答えた。テヨン、ティファニー、ソヨンの3人を選んだのは「彼女たちのボーカルの実力が優れていて、3人の歌声が『Twinkle』という曲の雰囲気にぴったりだったから」と説明した。
音楽界では「最高の人気を誇っている少女時代までユニットを作ったということは、それぐらいユニット結成がアイドルグループの間で流行し、定着してきたという証拠」とみられている。BIGBANGはG-DRAGONとT.O.Pが「GD&TOP」を、AFTER SCHOOLはリジ、ナナ、レイナの3人で「オレンジキャラメル」というユニットを作り、それぞれ成功を収めている。
ある音楽界の関係者は「既存のアイドルグループの固まったイメージを脱ぎ捨て、新しい姿を見せることができるため、アイドルグループがユニットを作るようだ」とし、「メンバーもユニット活動を通じて、グループで発揮できなかった個人の魅力をさらにアピールできるという長所がある」と話した。
SMエンターテインメントの関係者も「テヨン、ティファニー、ソヒョンは、9人がパートを分けて歌わなければならない少女時代のときとは違い、テティソで自分たちのボーカルの実力や音楽性を思う存分発揮できる」とし、「テティソだけでなく、ほかの少女時代のメンバーもさまざまな組み合わせのユニットを展開していく予定」と話した。