野崎友子通信員
『ポセイドン』で演技新境地のチェ・シウォン、ユンホとの秘話も語る
SUPER JUNIORのチェ・シウォン主演作、『ポセイドン<完全版>』DVDが20日にリリースされた。『ポセイドン』は、恋、友情、そして命がけのミッションに挑む、曲者ぞろいで結成された秘密捜査チームによるノンストップ・ラブ・アクションだ。
これまで演技経験は多いチェ・シウォンだが、今回はアクション大作での主演だ。「『オー!マイレディ』も主演作ではあったんですけど、今回はアクションがすごく多く大作でしたし、海洋警察を舞台にしたスパイものだったので体力的にはハードだったと思います」
ハードなアクション演技の準備はどのようにしたのだろうか。「実は、作品の準備にあまり十分な時間を取ることが出来なかったのですが、10年前からテコンドーもやっていたので乗り切れたのではないかと思います(笑)。運動好きというところが、今回のアクションに役立ったと思います」
そして、アクション撮影の裏話として「走っている車から転げ落ちて、アクションをして相手を倒すというロングシーンをワンテイクで撮るときがあったんですね。それはもちろんあとでカット割されているんですけど、それを1回で撮ることができて、皆さんにほめていただきました。ユンホさんは、ダンスがとても上手な方。アクションの動線を一回見ただけですべてすぐ覚えてしまうんですね。みんな驚いて拍手を受けていました」と明かした。
その東方神起のユンホとの共演についても語ってくれた。「いいお兄さんであり、歌手としてもいい先輩です。本当に何事にもベストを尽くす方でものすごい頑張り屋さんなんです。そんな彼の姿を見てあらためて素敵な先輩だなと思いました。撮影現場では、久しぶりに会ったので、いろんな話をしました」
演じたキム・ソヌと自身は似ているのだろうか。「共通点でいえば、情熱的でひとつのことに夢中になるとまっしぐらになるところですね。キム・ソヌは一見ちゃらちゃらしているように見えますが、それはあくまでも見せかけであって、心に深い傷を抱えているし、そのトラウマを人に気づかれないよう努めている人物。彼には両面性があって、隠そうとする繊細なところとピュアなところがあります」。その二面線を意識して、明るいときは心底明るく、落ち込んだり暗くなったときは彼のダークサイドもきちんと表現できるように努めたという。
「アクション以外に、このドラマには、人間と人間の絆や関係が描かれています。友情やチームワークがあればラブストーリーも描かれているので、そこをこれから見る方々にぜひ感じてほしいですね」と見どころを語ったチェ・シウォン。
そして、この作品を終えた感想を「人間的な面で成長できたかなと思います。ものの見方や感じ方が、この作品に出演したことで変わった気がします。さまざまな方々との出会いがあり、いろんなことがあり、3カ月間の学校を卒業したような気持ちです」と表現した。
今後の予定については「個人としては今ドラマの台本を検討しているところです」とし、「SUPER JUNIORとしては、アジア各国から、パリ、そして5月12、13日に開催される東京ドームまで、文字通りのワールドツアー中です。5月9日にシングルが『Opera』がリリースされ、 12、13日に東京ドームで開催する『SUPER JUNIOR WORLD TOUR "SUPER SHOW 4"』で初披露します」とグループでも個人でも相変わらず絶好調。これからの活躍もますます楽しみだ。
『ポセイドン<完全版>』【TSUTAYA・mu-moショップ限定】コンプリートBOX(発売元:カルチュア・パブリッシャーズ 販売元:エイベックス・マーケティング株式会社 )にのみ、チェ・シウォンの撮り下ろしインタビューが収録。撮影現場でのエピソードや、苦労話、「自分と似ているところが、多かった! シンクロ率90%」と主人公キム・ソヌについて語っている。
また、メイキング映像には、ドラマの共演者と撮影の合間に談笑する場面や、シウォンがインタビューで語ったとおり、長まわしのハードなアクション・シーンを、一発で完ぺきに決めて、スタッフから賞賛を受けるユンホ(東方神起)の姿など、貴重な映像が多数収録されている。『ポセイドン』公式サイト http://poseidon-t.jp
東京=野崎友子通信員