野崎友子通信員
ノ・ミヌがイベント開催、歌手の姿もアピール
ドラマ『パスタ~恋が出来るまで~』『僕の彼女は九尾狐<クミホ>』で注目され、最新ドラマ『フルハウスTAKE2』の撮影も始まっている俳優ノ・ミヌが20 日、東京・中野サンプラザにて「ノ・ミヌ Global Peace with Music 2012 ~僕たちのKIZUNA~」を開催した。
バナナ好きとして知られるノ・ミヌだが、今回のコンセプトはバナナならぬ「nonanaランドの将軍になろうとした」ということ。そんなイメージと彼の華やかな雰囲気にぴったりの赤い衣装での登場からファンを魅了。
ノ・ミヌは元TRAXのドラマーということでミュージシャンとしての実力は知られていたが、今回も、その実力を遺憾なく発揮。オープニング映像に続き、ギターを手に「Crazy World」「We Rock」「Come On-Original」とハードなロックでシャウト。
「中学のとき、日本のドラマで好きだった歌」として「I For You」、「今回作ったばかり」として「春を迎えて」を歌うなど、ロックからしっとり聞かせるバラードまで幅広い魅力を披露。歌・ギターのほか、ピアノ演奏で魅せたり、ドラムパフォーマンスまで、バリエーションに富んだ姿を見せた。
トークでは、冒頭「ライブ始まった時、震えてる感じで…俺、頑張らなくちゃ、と」と堪能な日本語で語り、「朝、5時半に寝た。それまでオープニングの映像を作っていた」と明かした。
撮影中のドラマ『フルハウスTAKE2』については、「イ・テイク。オレ様。アジアでトップのアイドルグループのダンス歌手」と自身の役を紹介。華麗なダンスシーンのVTRが流されると、アドリブで踊って見せた。「性格が、完ぺきだと思わないとずっと練習する。1カ月ぐらい練習した」と明かし、「夏ごろ放送予定」と言うとファンからは大きな拍手が沸いた。
また、ファン1名を選んで歌を即興で作り、ピアノ弾き語りで「プレゼント」するなど、ノ・ミヌならではのファンサービスで楽しませたステージだった。
なお、日本人の祖父をもつノ・ミヌは、国連承認のNGO団体・国連の友アジアパシフィックによる東日本大震災被災者への支援活動に賛同し、今回のイベントに出演。グッズ販売収益の一部を寄付するとのことで、国連本部からの感謝状を受け取った。「本気で心配だった。日本の人に希望を、僕のエネルギーをあげたかった。それで曲を作った」と言い、「大切なあなたに」を披露するなど、日本と日本のファンへの格別な思いを示し、ファンの喝さいを浴びた。