人気K-POPグループ2PMが、新年度4月から「テレビでハングル講座」(NHK Eテレ)に出演する。2月29日、NHKで初めての収録を行った2PMが、同日午後2時にNHK内で記者会見を行い「韓国語を楽しく勉強してくれればうれしい」と番組をPRした。

堀美佐主任プロデューサーは2PM起用について「最近はK-POPブームの影響で小中学生から、母子でハングルを学ぶという視聴者も増えている。2PMは日韓はもとよりアジアじゅうで人気で、10代から50代ぐらいまで幅広い層をとりこにしているので適任」とし、期待感を示した。2PMが全員そろって日本でレギュラー番組出演をするのは今回が初めてとなる。

2PMは同番組の初収録を行った感想として、「どうやればハングルを教えられるか悩んだが、楽しく収録できた」(チャンソン)「楽しかった。スキットドラマでやったが、普段やっているようにやった。演技は初めてで難しかったが、楽しかった」(ジュノ)「緊張したが楽しかった。2PMにこのような機会をくれてありがとうございます」などと語ったメンバー。

テギョンは「言葉の勉強はインプットでなくアウトプットという言葉があるが、カメラに向かってしゃべりかけたりするので、期待していることは多々ある。見るだけでなく、一緒に参加して、楽しんでもらえば、簡単にハングルが習得でき上達できると思う」と語った。

 優等生的に話すメンバーらだったが、ジュンスが地方出身であることに関連した質問に「標準語でやって、慣れてきたら少しずつ方言を小出しに」と話したり、韓国語が母国語でないニックンが勉強法について「最大限たくさん書いて、たくさん読んで、そういうふうにして勉強するほうがいい。そして2PMをもっと愛してもらえば上達は早くなると思う」と言って記者を笑わせるなど、2PMらしい楽しい言葉も聞かれた。
メンバー一人一人に「ファンに、覚えて言って欲しい言葉は」と聞くと、「モシッソヨ(カッコいい)。聞けば聞くほどうれしい言葉」(チャンソン)「言われれば言われるほどうれしい、トゥゴウォヨ(熱いです)」(ジュンス)「一番努力する歌手として認められたいので ハングケソ カジャンノリョクカヌンカス(韓国で最も努力する歌手)」(ウヨン)「言われれば言われるほどうれしいのは、コンソトゥコッカッケヨ(コンサートぜひ行きます)」(ジュノ)「個人的によく使うのですが、プジャデセヨ(お金持ちになりなさい)」(ニックン)「オッパ(お兄さん)と呼ばれたいです。女子限定ですが(笑)」(テギョン)と答えた。

 また、日本語が目に見えて上達している2PMだが、特に最近その実力がアップしたといわれるチャンソンは、「『怪盗ロワイヤル』の台本を翻訳しながら勉強しました。台本ではいろいろな表現があって、それをずっと見ていたら、いきなりうまくなりました。ありがとうございます」と日本語で語った。

 超多忙な彼らがどうやって語学を勉強しているのかについて「単語の本を片手に、生活の中で使える単語を覚えている。スタッフの皆さんによく使う言葉を教えてもらって少しずつ覚えている」(ジュンス)「ドラマを見るのが役だっている。たくさん見ている」(ウヨン)「インタビューの前に質問をもらうが、それを解釈していると役立つ」(ジュノ)「漢字が大好きなので、漢字を見ながら勉強している」(ニックン)「日本に来て、見ながら接しながら勉強するのがいいと思う」(テギョン)とそれぞれの語学習得法を披露した。

 2PMが毎週登場し、韓国での旅でぜひ使ってみたい言葉を、シチュエーション別に寸劇なども交えながら伝授。2PMの楽しいパフォーマンスで実践会話を学べるコーナーがある「テレビでハングル講座」は4月2日より月曜午後10時にNHK Eテレで放送。また、このコーナーを講師による解説を加えて再構成したミニ番組「2PM のワンポイントハングル」は4月5日より木曜午後10時20分放送。

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