野崎友子通信員
インタビュー:『童顔美女』のキュートカップル、チャン・ナラ&チェ・ダニエル
ドラマは『童顔美女』で年齢を偽ってアパレル会社で仕事をゲットするソヨン(チャン・ナラ)とその会社に勤めるジヌク(チェ・ダニエル)を中心に繰り広げられるラブコメディー。悪縁で始まり、犬猿の仲の二人、そしてジヌクは実は年下だが次第にその関係は…。さらにソヨンの才能を見抜き、惹かれていく社長スンイル(リュ・ジン)、スンイルを好きなユンソ(キム・ミンソ)がからむ展開で多くの視聴者に愛された。キュートでナチュラルなカップルを演じたチャン・ナラとチェ・ダニエルにインタビューした。
-『童顔美女』の見どころは。
チェ「実は、(日本の視聴者に)情緒が合うか少し気になってはいるんですが、私は、ソヨンとジヌクが子どものように、トムとジェリーみたいにぶつかり、じゃれ合いながらいつの間にか愛が芽生えていく、という過程を描こうと思ってたんです。大人として、メロドラマとして「愛してる」とかではなく、お互い好きなのに気持ちを表現できず、子どものように、好きだからいたずらにゴムを切ったりしてしまうかわいらしい楽しい姿を見てもらえればと思います」
-実際にも「童顔美女」のチャン・ナラさんですが、「童顔美女」と呼ばれるのはどうですか。若さを保つ秘訣(ひけつ)は
チャン「そんなことないです。そう言ってもらえるのはうれしいんですが、素顔が負担になりますね。化粧をしないと顔がぼやけてるんです。お化粧も一生懸命して、お肌のお手入れもして(笑)」
チェ「現場でみると、子供のような所があるんです。童心があり、それも秘訣(ひけつ)に含まれてるのではないでしょうか」
-チェ・ダニエルさんの童顔の秘訣(ひけつ)は。
「ご覧のとおり先天的です(笑)」
-20代と思っていたソヨンが30代だったわけですが、現実に20代と思ってた相手がもし30代だったらどうしますか.
チェ「そんな大きく影響はしないんじゃないかな…もう愛が始まってるし…20代だと思ってたのが、50代だった、とかだったら、少し考えないといけないかもしれませんけど(笑)」
-印象的なシーンは? キスシーンとか。
チェ「キスシーンが印象的というよりも、ドラマが徹夜続きで大変なときで、また梅雨時で大雨が降ったりして本当に大変で、なんだがわからないような状態の時に撮ったのですが、視聴者から見たら印象に残ったシーンになったみたいですね」
チャン「でもそのころは、本当に今考えると抱き合ってるだけで楽だったんです。よっかかるのが楽だったんです」
-疲れて?
チャン「はい。でも、その時の集中力は良かったと思います」
チェ「はい。あの状態の中でも集中力が良かったから、人々からキスシーンがどうのこうのと話が出るので僕たち、うまくやったみたい(笑)」
-そのほかにも、甘いシーンが多かったですが、何かエピソードは。
チャン「ダニエルさんが本当にそういう演技を自然にするんですよ。そういう演技だけではなく、演技が本当に自然なので、わたしもそういう点をいっぱい学びました。照れくさい演技も、実際そのままだったら大変だったんですが、よく引っ張っていってくれたので、本当に楽に演技出来ました。私には新鮮でした」
チェ・ダニエルさんは実際に恋愛されるときもそんな甘い言葉を?
チェ「僕はこう思うんです。甘いときは甘く、男としてする時はしないといけないのではと」
-今回演じた役と、ご自身が似てる点、違う点は。
チャン「似てる点は、一生懸命生きようと何か努力をするところ。違う点は、普段、ソヨンはとても平凡なキャラクターじゃないですか。でもそれが、普段のわたしよりカッコいいみたいです。普段のわたしはおもしろくないし、ソヨンは大変なことにもぶつかっていくし、うらやましい気もします」
-ソヨンは何をされても、耐えてそれに対応していきますよね。
チャン「わたしはそうなったら逃げちゃいますね、耐えられなくて。ソヨンは平凡なキャラクターなんですが、本当にカッコいいと思います」
チェ「実際、どのキャラクターを演じるときも俳優とキャラクターが100%一致することはないと思います。ジヌクは、一人の女性のために注ぐ純情、俺はお前を愛してるから何でもしてあげられる、みたいところが、男としてカッコいいと思います。それって簡単そうで実は簡単ではないんです。ジヌクは、そういう点本当にカッコいいヤツだったと思います」
-ドラマの中で年上の女性を愛しましたが、年上の恋人をどう思いますか。実際に経験はありますか。
チェ「経験はありますよ。私も男ですから(笑)。20歳のとき、大学で初めて付き合った女性も年上でした。一つ年上だったので、同い年のように過ごしました。でも僕は年齢は関係ないようです。20歳、30歳離れたら問題もありますが、お互い理解出来て、お互い好きな気持ちがあれば、ある程度は大丈夫だと思います。でも韓国では社会的に見たらまだ少し障害はあるようです」
-チャン・ナラさんは年下の男性はどうですか。
チャン「わたしは年下はあまり…(笑)。悪くはないですが、不安です。わたしはしっかり引っぱってくれる人がいいです。年下は年下の魅力があるとは思います。ダニエルさんのキャラクターは本当にかわいくて魅力があるじゃないですか。でも実生活は少し…」
-では、チャン・ナラさんだったらジヌクとスンイル(リュ・ジン)のどちらがいいですか。
チャン「どちらがいいか、というより、本当にうらやましかったです。なぜなら、わたしの人生にはなかったことなんで…(笑)選ぶのは難しいんですが、ジヌクは魅力のあるキャラクターだったと思います。もちろんスンイルも魅力的なんですが、あんな男性がいますか? いないですよね?(笑)」
-後半部分で新婚夫婦になりますが、実際、夢見る結婚生活は?
チェ「僕もそうですが、みんな安定した家庭を望むと思います。家庭というのが安定してるので、私もそうですし、先ほどナラさんもおっしゃいましたが、一人でいる時は自由ですが、不安定感もあるので、安定感を望むのではないかと思います。20歳の時はよくても、歳月が過ぎ私の責任も必要になるし両親をはじめ後には子どもも扶養しないといけないし、安定を望むようになると思います。人は弱いので」
-これからの活動予定を教えてください。
チャン「新曲が出る予定です。今、ミュージックビデオを撮ってます」
チェ「今映画を撮ってます。韓国で5月に公開される予定ですが、今までとは違う姿かもしれません。スリラーのような作品です」
『童顔美女』は5月9日、DVD-SET1がリリース、Vol.1~5がレンタル開始。6月6日にDVD-SET2がリリース、Vol.6~10がレンタル開始(発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)。