野崎友子通信員
ユ・アインがファンミ開催「夢のような1年。次は『ファッション王』で」
映画『ワンドゥギ』が大ヒット中の俳優ユ・アインが22日、東京・中野サンプラザホールにて「YOO AIN クリスマスファンミーティング『聖なる夜に~with Ain』」を開催した。
「W(ダブリュー)」の「少年世界」を歌って登場したユ・アイン。ユニークなヘアスタイルに笑顔と照れた表情を交えた登場に沸くファンに「毎回うまくない歌でスタートをきってすみません」と恥ずかしそうにあいさつ。「5月以来、東京でのファンミーティングは2回目。緊張は前回より2倍。積極的に参加してください」とファンに語りかけた。
この日のファンミーティングは20日の大阪・NHK大阪ホールに続いて行われたもの。「大阪では、うどん、お好み焼き、すしを食べた。すしは、回転ずしで、汽車が運んでくれて、皿5枚置くとくじがひけるところで、楽しくてたくさん食べた」と明かした。
トークでは、ブレイク作『トキメキ☆成均館スキャンダル』のコロ役に触れ、「韓国では、コロ用のワクチンが出た。日本ではまだワクチンが出ないでほしい」とジョークで笑わせ、「ほんとの僕なら、ユニに告白したはず。そして奪ったはず」と言って笑った。
ユ・アイン自身は「人のものを奪ったりはしないが、気持ちに関しては積極的に動くタイプ」とし、「『愛してる』と言う。いい加減な気持ち、口先でなく、気持ちを感じたら、心から表現する」と真面目に語ると、観客席からはキャーという歓声が起こった。
最新作で530万人を動員、現在も数字を伸ばしている主演映画『ワンドゥギ』については、「(ヒットを)とてもうれしく思っている。正直なところ、『成均館』の後が『ワンドゥギ』だったので、成功しなかったらどうしようかと思っていた(笑)。コロはお気に入りの役で、かっこよくて、渋くて、セクシーで、それはそれでいいが、俳優としては時々そういうキャラクターに息苦しさを感じる。いつもかっこよくいなければならない。だから、そういうキャラクターを脱いだり、着たりとやっていきたい」と率直に思いを明かした。
『ワンドゥギ』で同じく主演を務めたキム・ユンソクとは「『成均館』は同年代の人たちばかりで和気あいあいとしていたが、大先輩なので、無口で口数も少なく、作品の話だけして静かにしていた」と笑いながら話し、「一緒に演じながら勉強になったのは、映画全体を見渡すことができるようになったこと。これまで自分の役しか見ていなかったが、全体を見通しほかの役も見られるようになった」と俳優としての成長があったこと真面目に語った。
今年を総括し、「夢のような時間の連続だった。『成均館』が終わって『ワンドゥギ』に入って、公開して、宣伝活動をして…幸せな時間が続いた」と充実の年だったことを振り返った。
「年末になって来年が来ると思うとプレッシャーも感じる」としながらも「来年はドラマ復帰する。『ファッション王』です」とファンに公表。大きな拍手が沸いた。
ゲームやファンの願いをかなえる「クリスマスプレゼント」などでファンと触れ合い、「DeliSpice」の「告白」とこの日2曲目の歌も披露。「皆さんは常に僕の心にあります。また来ます。ありがとうございます」と再会を約束、最後には全員との握手で締めくくった。