野崎友子通信員
コン・ユがデビュー10周年記念公演を日本武道館で開催
ドラマ『コーヒープリンス1 号店』や、映画『あなたの初恋探します』で、日本でも大人気の俳優コン・ユが、デビュー10 周年を記念し、12 月12 日に日本武道館にて「コン・ユ10 周年記念公演」を開催した。
コン・ユは10年間の活動を振り返り、「もともと俳優は子供のころは夢ではなかった。たまたま進むようになって、だんだん俳優としての欲や愛も芽生えていった。ファンの皆さんのおかげで今のコン・ユがある」と語った。
10年間でドラマ、映画で全16作品に出演した。その16作品の作品パネルを見ながら「昔はダサい、初々しいという印象。今の僕とは全然違いますね」などと感想を語り、これらを4つの期間に区切ってそれぞれの期間のイメージを映画のタイトルでなぞらえた。
最初の2003年ぐらいまでの期間を「自分の新人のころと重なる姿がある」として『コヨーテ・アグリー』、次の期間を「青春時代の悩みなどを描いたもので、自分も血気盛んでエネルギーにあふれていたころ」として『痛いほどきみが好きなのに』だとした。
次に「自分を見失ったり、アイデンティティーについて悩んだりしていた時期」と言い、『トゥルーマン・ショー』と付けた。続けて、「初めて明かすが、この時期は、俳優を続けるべきか、初めて真剣に悩んだ時期。とても大切な時期だったと思うし、俳優を続ける中でエネルギー源になったと思う」と率直に語った。
そして最後は『(500)日のサマー』とし、「『あなたの初恋探します』に出たのは、この映画の影響が大きい。楽しかったので、自分もそういう楽しい作品に出たいと思った」と明かした。「つらい時期もあって、振り返ってみると少しは成熟できたかなと思う。それは皆さんのおかげだということをこの場で伝えたい。これからも、僕が寂しくないように隣で応援してくれたらうれしいです」と語ると、会場からは割れんばかりの拍手が起こった。
1部のトークによるファンミーティングに続き、2部のミニコンサートがスタート。ゲストに親交のあるMyQ、オクサンタルピ、パク・チユンとコラボしたほか、自身の日本限定発売コン・ユ1stミニアルバムの歌も披露。「これからも、俳優として、一人の人間コン・ジチョルとしても、皆さんをがっかりさせずに、皆さんのそばにいることを約束します」と言い、「そばにいるから」歌った。
この日の模様は、Mnetにて来年2月11日午後11時から独占放送される。また、DVD化され、来春リリースされることも決まり、詳細はコン・ユ ジャパンオフィシャルファンクラブ~With YOO~(http://gong-yoo)で発表されるとのことだ。
一方、韓国で470万人以上を動員した映画『トガニ』(原題)(配給:CJ Entertainment Japan)。コン・ユが、「予告編を何度見ても心が締め付けられる。韓国ではたくさんの方の共感を得て、感謝している。誰かに何かを教えようとか、罵倒しようと思ったわけではない。共感しようと思って見てもらえればと思う」と語った同作は2012年夏、日本公開される。