女優ペ・ドゥナが米国の映画監督、ウォシャウスキー兄弟のSF超大作『クラウド・アトラス』でハリウッド進出を果たす。

 米国の映画会社ワーナーブラザーズはこのほど、トム・ハンクス、ヒュー・グラント、ハル・ベリーらハリウッドのトップスターとともに、ペ・ドゥナの出演を確定させたと発表した。

 『クラウド・アトラス』は、2004年に出版されて各種の文学賞を総なめにしたデビッド・ミッチェルの同名小説を映画化した作品。19世紀から近未来まで約500年の時空を行き来しながら、六つのエピソードが展開される。

 ペ・ドゥナはこのうち、2144年という近未来に巻き起こるクローン人間のエピソードで、ヒロインにキャスティングされた。ウォシャウスキー兄弟は、映画『空気人形』(2009年)でのペ・ドゥナの演技を見てインタビューを申し込み、一目会っただけでペ・ドゥナの魅力や個性に引かれ、キャスティングを決めたという。

 『クラウド・アトラス』はワーナーブラザーズが来年秋の感謝祭連休の公開を目指して準備を進めており、16日にドイツ・ベルリンでクランクインする予定だ。

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