【ムン・ヨンベ記者】 最近、時代劇『鉄の王 キム・スロ』やドラマ『ロイヤルファミリー』などの作品で、真摯(しんし)なイメージを見せていたチソン。今月3日にスタート予定の新水木ドラマ『ボスを守れ』(SBS)では、大幅なイメージチェンを図った。

 同ドラマは、就職難に遭ったノ・ウンソル(チェ・ガンヒ)が紆余(うよ)曲折を経て、財閥企業の不良上司に仕える秘書として就職することから巻き起こるロマンチック・コメディー。劇中チソンが演じるのは、財閥企業の世間知らずの末息子「不良のボス」チャ・ジホン役。今まで演じたことない不真面目でコミカルなキャラクターに挑戦した。

 「演技的に見ると、まだまだ未熟な部分が多い。今はそれを満たしていく段階です。今回の役は、少し軽い感じですが、年を取る前にやらないと(笑)。今回のドラマでは、初めから頭の中を空っぽにして、チャ・ジホン役にすっかりはまっています。チンピラ的な傾向があり、軽く見えますが、その中で真の心を作っていくことも面白そうです。40代になる前にいろいろなキャラクターを演じながら、幅をもっと広げようと思っています」

 大部分の俳優がドラマが終わると、一定の充電期間を設ける。チソンも例外ではなかった。しかし、『ボスを守れ』は、前作『ロイヤルファミリー』から3カ月しか経っていない作品で、今回のドラマに対するチソンの意気込みが伺える。


 「『ロイヤルファミリー』が終わってから、次回作についてすごく悩みました。でも以前から、今回のキャラクターのようにコミカルで、壊れるような役を演じたいと思っていました。今年下半期、ほかの作品からもオファーがありましたが、編成に関係なく、今回のキャラクターが本当に気に入ったので、出演を決めました」

 俳優業以外にわき目を振らなかったチソン。最近はバラエティー番組にも出演し、活動の幅を広げている。

 「最近、『ヒーリングキャンプ、うれしいじゃないか』や『ランニングマン』の撮影を終えました。『ヒーリングキャンプ、うれしいじゃないか』は、リラックスできる場所に行って、気楽に自分自身に対し、包み隠さず打ち明けることができました。本当に癒される感じでした。一方、『ランニングマン』のときは、すごく走りました。テレビで見ていたのとは本当に違いました。ユ・ジェソクさん、イ・グァンスさんと同じチームでしたが、リードしてくださり感謝しています。全身汗だくになるほど走り回って大変でしたが、子どものころに戻ったような気もして面白かったです」

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