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脚本家・演出家・教授10人が選ぶ「演技派俳優」は誰?(下)
■韓国の俳優、主軸は30-40代
専門家は、CMなどで人気がある20代の俳優には冷たい視線を送っている。その一方で、さまざまな作品で全く違うキャラクターを演じ分けている30-40代の俳優が選ばれた。
特に多かったのは「演技に関し頭がとてもいい、特にラブストーリーの演技では第一人者」というイ・ビョンホンと、「配役の設定をうまく生かしている。表現力は抜群」というコ・ヒョンジョンを支持する声だ。キム・ミョンミン(「役に対する真摯(しんし)なアプローチと、それに伴う具体的な形象化に長けている」)、チョン・ドヨン(「役の年齢を超越する演技派でありながら、親しみやすさもずば抜けている」)、チョン・グァンリョル(「役を完全に理解し、演技に味がある」)、キム・ヒエ(「同年代の女優で一番自分のカラーがはっきりしている」)にも点が入った。
10位以内には入れなかったが、チョン・ボソクとチャン・ヒョクへの関心も高かった。チョン・ボソクには「両極端なキャラクターを自由に演じ分ける演技力は素晴らしい」、チャン・ヒョクには「『チュノ~推奴~』で膨大なパワーを持つ俳優に生まれ変わった。これまでの誠実な努力が日の目を見た」と評価されている。『砂時計』の名コンビ、チェ・ミンスとパク・サンウォンの名も挙がった。チェ・ミンスには「どんな役でも圧倒的なカリスマ性を発揮、視聴者を戦慄(せんりつ)させる」、パク・サンウォンには「演技の流れをスムーズにし、相手の足りない部分も温かく包み込む」という称賛が相次いだ。韓流スターのペ・ヨンジュンに対しては、ある回答者が「真の演技を見せてくれる」と書いている。また、ほかの回答者はパク・シニャンについて「作品への入れ込み方や分析力は、時に演出家をしのぐほど」と答えた。