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脚本家・演出家・教授10人が選ぶ「演技派俳優」は誰?(上)
イ・ビョンホン「演技面で賢いラブストーリー王」
イ・スンジェ「ジャンル問わない演技の達人」
キム・ミョンミン「創造性抜群」
コ・ヒョンジョン「ノーメーク辞さない」
一般人気高い20代俳優はベスト10に入れず
【崔承賢(チェ・スンヒョン)記者/パク・セミ記者】 「最近の俳優は準備も基本もない状態で演技がしたいと言う」(イ・スンジェ)
「(イ・スンジェの指摘に)非常に共感する。かつてテレビ局では新人俳優を(公募し)一定期間トレーニングをさせたが、今はそうしたシステムがなくなった」(チョン・ボソク)
俳優自身もこう話しているとおり「きちんとしたトレーニングを受けていない若い俳優の演技力」は放送関係者の間で一向に尽きる気配のない話題だ。一部アイドル歌手が突然俳優デビューするケースが大幅に増え、この問題を指摘する声はますます高まっている。こうした中、SBSでは24日から俳優オーディション番組『奇跡のオーディション』を放送することになった。2000年代以降、姿を消したテレビ局の公募タレント選抜が事実上、復活するというわけだ。
これを受け、本紙は「テレビドラマ出演俳優で演技力ナンバーワンは誰か」というアンケート調査を行った。有名ドラマ脚本家・演出家・教授ら10人に「最高だと思う俳優」を選んでもらい、回答者が1位から5位までを決め、順に5点から1点までを付けるという方法で点数を計算、ランキングした。しかし、ランクインした俳優たちは既にそれぞれの世界を築いている大スターのため、紙面に順位や点数を掲載してはいない。トップ俳優たちに対する専門家の具体的な評価をコメント通り掲載することにした。
■ベテラン俳優たちの実力
アンケートの結果、上位には長年のキャリアをベースに迫真の演技を見せるベテラン俳優の名前が多数入った。イ・スンジェについては「悲劇でも喜劇でもあらゆるジャンルで実力を発揮できる演技の達人。まじめで勤勉な俳優として後輩たちの模範になる」と評価された。チェ・ブラムについては「飾らない自然体の演技は誰もまねできない」と賛辞が相次いだ。キム・ヘジャは「純朴でお人よしに見えるが、最も人間的な顔を持つ俳優」と評価されている。
10位以内には入れなかったが、1点以上の点数が付いた俳優を見ると、イム・ドンジンについては「最も正確に韓国語を使い分け、俳優として劇的なせりふを最も劇的にこなすすべを知っている」と評価された。カン・プジャについては「演技の教科書に値する」と高い評価が。シン・グは「誠実な教養人から愚か者まで演技の幅が広く実力がある。ただし、あふれるカリスマ性が欠点になることもある」と書かれている。中堅女優のキム・ヘスクについては「作品に自分自身を投影できる女優で、母親役の市場を完全に掌握している」、キム・ヨンエには「『ロイヤルファミリー』で深くキャラが濃い演技が注目を集めた」という回答があった。コ・ドゥシムの評価は「常に役作りで視聴者に信頼されている」というものだった。