―ユン・シユンさんとは親しくなりましたか。

 「シユンさんは、お酒を飲むんですが、僕は全く飲めないんです。だからプライベートで会うときは、お茶を飲んだり、ご飯を食べに行ったりします。連絡は取りあっていますが、最近はなかなか会えませんね」

―敵対する役なので、あえて距離を置いていた、といったことはありましたか。

 「そういうふうには、しないようにしていました。撮影直前は、感情をつかむために集中の時間はもっていましたが、普段から話さないようにしようということは、しませんでした。もし、シユンさんと僕が話をしていなかったら、ほかの先輩方が心配をされたと思いますし、現場の雰囲気も悪くなってしまったと思います」

―8月から始まる新ドラマ『烏鵲橋(オザッキョ)の兄弟たち』ではどんな姿を見せてくれるのでしょうか。

 「タフな男性の部分と純真な男性の部分の両面を見られる役です。刑事役なので、鷹のような鋭い目で犯人をつかまえたりしますが、家に帰ると両親には赤ちゃんのようになって、甘えまくります(笑)。恋愛もまだ一度もしたことがなく、女性に対してシャイ。とても人間味あふれる、情の深いキャラクターで、マジュンとは全然違った姿を見ていただけると思います」



―お休みにしたいことは。

 「静かなところに行きたいです。コーヒーでも飲みながら、物思いにふけって、その余裕を楽しみたい。これといった趣味はないんです。散歩をして、見物したり…今、日本に初めて来て、いろいろ見て、楽しいです」

―ストレス解消法は。

 「僕はあまりストレスを受けないタイプなので、解消の方法もわかりません(笑)」

―好きな女性のタイプは。

 「外見ではなく、『かわいらしい人』がいいかなと思います。何よりも大切なのは内面です。優しくて、礼儀正しいのは、基本。一番大切なのは、目上の人を尊敬する気持ち、そういうマインドを持っていることだと思います。この答えって面白くないですよね(笑)」

―ズバリ、チュウォンの魅力をアピールしてください。



 「自分のことを客観的に見られないタイプなんで…周りの人からは、子どもみたいなところがいいねと言われます。今、韓国の年齢で25歳で、りっぱな大人なんですけど、実はすごく子どもっぽいところがあって…好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、おいしいものはおいしいとそのまま言うとか、物事をひねらず素直に考えるところが魅力だと思います。ドラマでは厳しい表情を見せましたが、素顔は相反しているところも(笑)」

 ドラマ初出演ながらその存在感と演技力は評価され、今後が期待される俳優として注目されているチュウォン。マジュンの鋭い冷たい視線も好きだったが、マジュンと違ったはにかみながらの優しい笑顔が絶えないチュウォンがまた魅力的。今後、幅広い演技を見せてくれることだろう。

 ユン・シユン、チュウォン、ユジン、イ・ヨンア出演の『製パン王キム・タック コンプリート限定BOX1』BOX1~3(発売元:フジテレビジョン/ポニーキャニオン 販売元:ポニーキャニオン)は好評発売中。



東京=野崎友子通信員

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