―いろいろな悩みを抱えた登場人物が多いドラマでしたが、印象に残るシーンは。

「「体全体の皮膚に異常が現れるという難病にかかった子どものエピソードが、2話にわたってあったのですが、それが印象に残っています。そのエピソードを撮影した時は現場の雰囲気がとても重かったです。個人的に一番共感できたエピソードで、実際にシーンを見ながら泣いたこともあります」

―このドラマで、結婚や家族についても考える機会が多かったと思います。もし子どもが生まれたらどんな父親になると思いますか。

「「厳しい父親になるかと。実際、妹にも厳しいですし、父親に似て堅いところもあります。昔は堅くて厳しい父親が嫌だったのですが、今ではかえってそれがよかったと思うし、愛情表現の一つだったと思います。あと、奥さんが子どもを産む時はそばについていてあげなきゃなと思いますね。出産経験のある女性の皆さんが口をそろえて『出産の時に旦那さんがそばにいてくれないと心細い』とおっしゃるので。欲しい子供子どもの人数と性別は前から考えています。双子の男の子と、その次に双子の女の子が欲しいです(笑)」



―未来の奥さんは大変ですね(笑)。

「はい、覚悟してもらわないと(笑)」

―日本版のタイトルが『愛の選択』となっているのですが、それについて何か思うことはありますか。

「タイトルの意味がすごく深くなったと思います。実際にドラマの中で『愛の選択』をしなければいけない場面がいっぱいあったと思います。例えば、ソン・ジルさんがゲスト出演された回で、出産の際に奥さんの命か子どもの命かを選ばなければならないシーンがあったのですが…選ぶことなんかできないじゃないですか。あ、僕今カッコいいこと言いましたね(笑)…そういったことを視聴者の皆さんが『選択』してくださればと思います。そういった意味でこのタイトルはすごく気に入っています」



―もしこのドラマの続編を制作するとしたら、ギョンウ以外の他の役をやってみたいと思いますか。

「続編もギョンウの役をやりたいです。ギョンウは成長していないままがいいですね。僕がギョンウを育てていきたいです。本当はこんなお医者さんがいてはダメなんですけどね。何もわかってない、経験も技術もなくて、それなのに勉強もせず、患者さんの面倒もちゃんと見られなくて…続編ではギョンウは研修医を終えてインターンをして、国家試験を受けているころですかね(笑)」

―お肌がとてもキレイですが、何か秘訣(ひけつ)はありますか。

「エピソードがひとつあるんですが、撮影の時にはいつも反射板を使うんです。それを僕の演技の時にチャン・ソヒさんが取ってしまおうとしたことがあります。『あなたは使わなくても十分白いでしょ!』って言いながら(笑)。肌に関しては特別やっていることはありません。肌をきれいに保つには、やっぱり洗顔後の保湿が大事なんじゃないでしょうか。…でも正直なところ、僕の肌がきれいなのは遺伝だと思います(笑)」



総合病院の産婦人科に、天才的な技術を持つ女医ヘヨン(チャン・ソヒ)が赴任してくる。冷静かつ的確な判断で次々と仕事をこなしていく彼女だったが、実は病院の企画室長で既婚者ソジンの赤ちゃんを身ごもっていた。そんなヘヨンを見守るのは新生児担当の医師サンシク(コ・ジュウォン)と、ヘヨンの幼なじみの医師ジェソク(ソ・ジソク)。医療の最前線でさまざまな家族のドラマに立ち合いながら、やがてサンシク、ジェソクとの関係も少しずつ変化していく…。

『愛の選択~産婦人科の女医~』DVD-SET1(発売元・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント、税込15,750円)は8月3日、VD-SET2は9月2日発売。Vol.1~4が8月3日、Vol.5~8が9月2日レンタル開始。

東京=野崎友子通信員

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