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インタビュー:『愛の選択~産婦人科の女医~』ソン・ジュンギ「白衣が似合った」(上)
ドラマ『愛の選択~産婦人科の女医~』は、チャン・ソヒ(『妻の誘惑』『人魚姫』)、コ・ジュウォン(『鉄の王 キム・スロ』『王と私』)、ソ・ジソク(『グロリア』)、そして『トキメキ☆成均館スキャンダル』で人気を博したソン・ジュンギらが出演。産婦人科を舞台に、命の尊さ、真実の愛を問う医療ドラマだ。
シリアスなこのドラマで、ちょっと軽いキャラの研修医アン・ギョンウをさわやかに演じたソン・ジュンギにインタビューした。
―このドラマは今までの医療ドラマと違って産婦人科をテーマにしたものでしたが、オファーをもらった時の心境は。
「「初めは少し戸惑いました。産婦人科というのは男性にとってはなじみの薄い場所ですし、実際、作品に対するイメージがまったくわきませんでした。でも台本がとても新鮮で、当時は作品のオファーがそれしかなくて選択の余地がなかったので(笑)…引き受けました」
―演じた若い研修医、アン・ギョンウとご自身が似ているとおっしゃっていましたが、どのようなところでしょうか。
「ギョンウが、現実的な問題にぶつかって彼女をほったらかして捨ててしまうんです。でも最後には彼女の元に戻るという場面があるんですけど、僕が実際にそんな経験がありました(笑)」
―そんな告白してしまって大丈夫ですか?(笑)
「大丈夫ですよ(笑)。あとはギョンウのどこか抜けてるところですかね。例えば、今も僕のマネージャーがずっとティッシュを持っているんですけど、僕がいつ衣装に水をこぼすかわからないからです(笑)。いつもふざけているところとかも…(笑)」
―研修医の白衣がとてもお似合いでしたね。
「僕も個人的には、『トキメキ☆成均館スキャンダル』よりも、『愛の選択~産婦人科の女医~』の時の衣装の方が好きです。自分で見てもよく似合っていたと思います(笑)。ファンの方も白衣が一番僕に似合っていると言ってくれます(笑)。何より楽で、『成均館』の時のように何度も着替えずに済んだのがよかった。休憩に入ってもそのままの衣装でまた次の撮影に入れたので」
―このドラマを通して命に対する考えが変わりましたか。
「今まで女性が赤ちゃんを産むところを見たことがなかったので、出産というものはすごく遠い存在でした。でも今回のドラマを通して、母親の偉大さや母親という存在のありがたさを感じました。実際撮影をしながらぐっとくることが何度もありました」
―共演者の方々とのエピソードを教えてください。
「「主人公のチャン・ソヒさんは大先輩なのですが、それにもかかわらず友達のように接していただきました。僕は先輩方にどんどんこちらから近づいていくタイプなので、とても可愛がっていただきました。ソヒさんと共演できて一番よかったことは、先輩として、演技に関して真剣な話を本当にいっぱいしてくれたことです。その後に『トキメキ☆成均館スキャンダル』を撮影していた時も、よく電話していました。ソヒさんは、ドラマの放送も見てくれていて、ク・ヨンハというキャラクターについて一緒に考えてくれたこともあるんです。今でも演技に対するアドバイスをくださって、本当にありがたいです。本当に(日本語で)『トモダチ』みたいで、明るくて、時には子どものようなところもある方なんですよ。ソヒさんにインタビューで絶対にこのことを話しなさいって言われましたた(笑)」
東京=野崎友子通信員