大人気を呼び先月23日に終了したMBCドラマ『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』(以下、『最高の愛』)で、「特別な」トッコ・ジン役を演じた「特別な」俳優チャ・スンウォンにした「特別な」インタビューを公開!

 『最高の愛』に出演し、世代や性別を超えたファンに愛されていると言っても過言ではないだろう。その話し方や表情、行動、ファッションは芸能人だけでなく一般の人々にも浸透、流行している。高慢で偏屈だが実は小心者の「国民的俳優」トッコ・ジンをまねた話し方は一大ブームに。「克服」「充電」「オレ、トッコ・ジン」「光栄だと思えよ」などのせりふは流行語になった。

 「トッコ・ジンの話し方は、実際の僕の話し方ではない。トッコ・ジンの話し方は語頭と語尾が絶妙につながって、イントネーションの高低が特徴的。実際に普通の人がよくする話し方ではない。ク・エジョン役のコン・ヒョジンさんとドラマ序盤で話をしていて思いついた」

 トッコ・ジンは特に独り言が多かった。トッコ・ジンの独り言は視聴者に好感を持って受け止められているが、無愛想で自分のことしか愛せない性格だということを物語る重要なシーンだ。感情を見事に表現する演技力も素晴らしいが、台本をすべて覚えなければ気が済まないチャ・スンウォンの完ぺき主義的な性格上、全力を尽くしてこの作品に臨んだのは明らかだ。


 「台本1冊を読み込んで十分理解するのに2日半かかるが、そう思い通りにいくはずもない。撮影スケジュールが詰まってから台本を受け取り、昼12時から夜11時まで台本だけ覚えたり。何カ月か後に新しい作品に恵まれたら、今より上手にできるかもしれないが、今以上に一生懸命にはできなさそう」

 トッコ・ジンよりもっとキツい「俳優」チャ・スンウォンの姿が垣間見える。完ぺき主義者として有名な、『最高の愛』の演出を手掛けたパク・ホンギュン・プロデューサーでさえ「チャ・スンウォンさんは素晴らしい努力型俳優。台本が上がると完ぺきに準備し、言葉遣いの一つ一つまで完成させなければ気が済まない。完ぺきでないことは本人が決して許さない」と舌を巻くほどだ。そして「チャ・スンウォンさんが何かやってくれるんじゃないかと思って、(撮影で)カットをかけてからもカメラを回し続けたりする。そうしていると、本当に何かしらキメてくれる」と語った。

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