K-POPファンから日本上陸を熱望されていたガールズグループ「T-ARA」が5日、東京・SHIBYA-AXでついに日本単独ショーケースを開催した。

 T-ARA(ティアラ)は「歌謡界の女王になって王冠(ティアラ)をつける」という意味で名付けられ、2009年7月にデビューした7人組。日本上陸のタイミングがいつかと話題になっていたが、ついに日本進出が実現、本格的に活動をスタートさせることになった。

 この日のショーケースは無料招待制で、ホームページからの応募抽選による1500名の招待に10万1186通の応募が殺到。当選確率約67倍のT-ARA初の日本単独LIVEのチケットは、まさにプラチナチケットとなり日本ファンのT-ARAへの注目度の高さが証明された。


 初のショーケースに先立ち、マスコミ向けにパフォーマンスを披露し、取材に応じたT-ARA。「とても緊張していますが、うれしいから大丈夫。日本のファンの皆さんと友達のように一緒になれるグループになりたいです」(ソヨン)、「今日のことをずっと考えていました。今、ドキドキです。緊張してるけど、一生懸命に頑張ります」(ウンジョン)などそれぞれが期待感を示した。

 日本メジャーデビューとなる「Bo Peep Bo Peep」日本語バージョンのリリースが9月に決定したことも発表。「とってもかわいい曲ですから、日本のたくさんの人が好きになると思います」(ソヨン)と自信をのぞかせ、「日本語の発音がちょっと難しかったけど、とっても楽しかったです」(キュリ)などとレコーディングの感想を語った。


 同曲は、「KBSミュージックバンク」で2週連続1位、「SBS人気歌謡」で3週連続1位を獲得したT-ARAの代表曲。独特なメロディーと猫の手の動きを取り入れたキュートでセクシーな振り付けで韓国中に“ねこダンス”旋風を巻き起こしたもので、日本でも話題を呼びそうだ。

 自身のチャームポイントは、と問うと、ファヨンは「目」、ウンジョンは「笑顔とスタイル」、ソヨンは「親近感、フレンドリーなところ」、ボラムは「唇」、キュリは「鼻の上のホクロ」、ヒョミンは「セクシーな笑顔、表情」、そしてジヨンは「笑顔」とそれぞれ答えた。


 また、特徴ある衣装も話題を呼んできたT-ARAだが、「最初は、耳や手を付けるのに戸惑いもあったが、コンセプトがはっきりした。今は、自分たちから(衣装について)提案しています」(ヒョミン)とし、「セクシーなもの、パワフルなものに挑戦しましたが、最近になって、また初心に戻って清純派の衣装でやりたいと思っています」(ソヨン)とのこと。

 なお、この日は、韓国からの約50人を含め300社が取材に訪れ、T-ARAの注目の高さを証明した。日本で、“ねこダンス”をはじめ、T-ARAがどんな姿でその魅力を発揮してくれるのか、期待される。

東京=野崎友子通信員

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