キム・サンギョン、イ・スギョン、リュ・ジンらが出演し、国家情報局を舞台に繰り広げられるラブコメディードラマ『恋する国家情報局』でナ・ジュンミン役を演じたヒョヌ。キュートな容姿ながら有能な情報局要員を演じたヒョヌにインタビューした。

―キム・サンギョンさん、リュ・ジンさんという先輩俳優と共演されての感想は。何か助言をもらいましたか。

 「お二人とも大先輩なので、僕にとっては見ているだけでも学ぶことがたくさんあるし、共演できて光栄でした。リュ・ジンさんには、リラックスして緊張しないように自然体でやるように言われました。僕は以前は皆さん方の前に立つと緊張して怖気づいてしまう方だったんですが、キム・サンギョンさんからアドバイスを受けて9割方取り除かれました。カメラの前でリラックスすることをサンギョンさんから学びました」

―撮影中、笑えたエピソードは。

 「リュ・ジンさんが、田舎に行ってイ・スギョンさんを追いかけているところで、手違いでスギョンさんがカギをかけてしまい閉じ込められてしまい、『助けてくれ』と、悲鳴を上げてわめくんですが、その様子があまりにもおかしくて現場でも大爆笑でした。その凄絶な彼の様子がそのまま画面にも出ていますので、是非見逃さずに、そのシーンを見ていただければと思います」



―ヒョヌさんの出演シーンの見どころは。

 「後半のシーンで、チーム間に亀裂が生じて、気合を入れ直すということで、柔道をする場面がでてきます。僕は、その場を逃げようとするんですが、結局捕まって体を投げられたり、技をかけられたりとドタバタするんですが、とてもおもしろい場面です。僕は、柔道が全くできないので、次の日は筋肉痛が大変でした。キム・サンギョンさんには、ビュンビュン投げられたんですが、『おまえはずいぶん軽いな』と言われました(笑)」

―有能な情報局員役でしたが、ヒョヌさん自身が、僕ってできる男だと思うところは。

 「手先が器用なところですね。家の中では、家の中の全てのものを修理します。祖母のテレビが壊れたときも直しました。母と祖母からは、『何でも博士』と呼ばれています。機械に強いだけでなく、物が壊れたらなんでも修理することが得意です(笑)」

―修理したもので、一番すごいものは何ですか。

 「50ccのバイクを分解した状態から部品を買ってきて組み立てたことがあります。ちゃんと走ったので、人に売っちゃいました(笑)」



―ナ・ジュンミン役で心残りはありますか。ラブラインもありませんでしたが。

 「ラブラインについては、まだ演じたことがないので、プレッシャーは感じると思いますが、やってみたいので、なかったのは残念ですね(笑)。役柄に関しては、時間が足りなくて撮りきれないところや撮ったのに編集でカットされてしまったりで、自分が思い描いているよりも表現できなかった気もします。もっと長いドラマだったらもう少しジュンミンを表現できたかも…。そこが、心残りではあります」

―どの女性キャラクターとラブラインを演じてみたいですか。

 「スギョンさん演じるオ・ハナと、中に割り込んでラブラインを繰り広げてみたかったですね。勝てないでしょうけど(笑)」

―ご自身の理想のタイプは。

「すごく忙しく、不規則な生活をしているので、仕事を理解してくれる人というのが一番ですね。互いに相手に対する理解や配慮、平和というのがすごく必要だと思います」

東京=野崎友子通信員

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