韓国R&B界の貴公子と呼ばれる実力派歌手のK.Willが8日、フルバンドによるコンサート「K.Will Concert With Band,Tokyo2011」をMENTOR Co.,Ltd主催、インタビューマガジン『韓流T.O.P(ティーオーピー)』(http://www.hanryutop.com/)/Art Spring企画により東京・日本青年館大ホールにて開催した。

 コンサート前に行われた記者会見で、「(大震災の影響で)開催を心配しましたが、コンサートが出来ることになりました。空港に到着するとファンの皆さんの明るい表情を見て心から安心しました」と話した。

 今回のコンサートは「皆さんと共感できるコンサートがテーマ」と語り、「日本に来る前は、日本語のことや頑張らないとの気持ちが強かったが、日本に来て皆さんにお会いして、楽しく最後まで頑張ろうと思った」と笑った。


 今年『胸がときめく』で自身初めて音楽番組で1位になったことを質問されると、「期待をしていなかったので驚き感激した。色々な感情が込み上げ涙が出てきた。一生忘れることが出来ない瞬間」と感慨深げに語った。

 単独コンサート開催は韓国よりも日本の方が多いというK.Willだが、日本の印象を聞かれ「最初に訪れたのは札幌だった。日本には“空が高い”という表現があると聞いたが、その表現がぴったりなクリーンに澄んでいる印象を持った。“空が高い”は日本を代表するような表現だと思う」と話し、食事については「食べ物は口に合わないものはない。というくらい何でも食べる。日本で数日過ごすと、太って帰る」と記者を笑わせた。


 最後にファンへの「本日コンサートができてとてもうれしい。今年日本では大変なことが発生したが、世界中が大きな関心を持っている大きな出来事。被災された皆さまには力を合わせていただき、力を出していただけるような、そんな1年になれば良いと思う。そしてわたしのコンサートが少しでも力になってくれればうれしい。今日はコンサートのために日本に来られて本当に良かった。いいコンサートができるように、一生懸命頑張りたい。今年1年も日本、韓国両方で愛される歌手になるように一生懸命努力する」とメッセージを伝えた。


 その後行われたコンサートでは、定評のある歌唱力と声量でデビュー曲「左側の胸」大ヒット曲「胸がときめく」、ドラマ『レディプレジデント~大物』OSTより「太陽」、『華麗なる遺産』OSTより「愛は罰だ」などを披露。ほかに、マイケル・ジャクソンの「Heal The World」では途中日本語でメッセージを伝えるなど、全19曲を熱唱した。さらにMCでも会場を盛り上げた。

東京=野崎友子通信員

(C)Masako Hirayama

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