アイドルグループZE:Aが3日、パシフィコ横浜国立大ホールから4日にスタートするアジアの各都市を巡る「ZE:A ASIA TOUR」と最新アルバム「Here I am」について、東京・御殿山ガーデンホテルラフォーレ東京にて会見を行った。

　最初にリーダー・ジュンヨンがメンバーを代表し「皆さんの生活が一日でも早く以前のように戻れる事を祈っています。個人的なことですが自分も思わぬけがをしてしまい皆さまにはご心配をお掛けいたしましたが、明日はかっこよい舞台をお見せしたいと思っています」と被災者と心配するファンヘメッセージを語った。

　4月27日に発売されたアルバム「Hear I am」について、ジュンヨンが「笑顔になれる曲」と話すと、エピソードとして「フリースタイルでダンスしながらレコーディングをした」（グァンヒ）と笑わせた。

　好きな曲を聞かれ「作詞を一緒に作業し愛着がある『Be My Girl』」（シワン）「V.O.Sのチェ・ヒョンジュンさんが僕たちのために作曲してくれた『Agein..』」（ヒョンシク）を挙げ、ファンに聞いてほしい曲として「『special Day』はファンを意識したファンのための曲」（ミンウ）と話し、アカペラで披露してみせた。

　「メンバーの可愛い演技と個々の見せ場がある」（テホン）というミュージックビデオは８日まで東京渋谷の街頭ビジョンにて見られるそうだ。

　4日のコンサートについては、「１番気にしている」（ヒチョル）というMCをすべて日本語で務める予定で、「皆さんに楽しんでもらうこと、明るい希望を持ってもらうこと」（ケビン）と目標を語った。

　記者からZE:Aの魅力を尋ねられると、明るくムードメーカーのグァンヒが「9人9色の個性を持っていること。ジュンヨン.はビジュアル、ケビンはボーカル、（グァンヒは）ユーモラスなギャグ、シワンはファッショニスト、ヒョンシクはかっこいい、ヒチョルは笑顔、ミンウはかわいい、テホンはタフ」と紹介し笑わせた。

　最後にファンへの「初心に戻り“ZE:Aが変わった”と思ってもらえるようなステージにしたい」（ジュンヨン）、「僕たちは歌手なので日本の皆さんに元気になってもらえる最善のパフォーマンスを見せたい。このような（震災）ことが２度と起こらないように祈っています」（シワン）とメッセージを伝えた。

　久しぶりの来日と記者会見に緊張すると語ったZE:A。会見は現在韓国にてミュージカルに出演中のドンジュンを除いた8人の登壇だったが、アジアツアーはもちろん9人そろって完全な舞台を見せる。

　また、ZE:A は13日、NHK大阪ホールでも公演を行う。アジアツアーの詳細などはZE:A公式サイト（http://www.zea-japan.com）で確認できる。

東京＝野崎友子通信員