-「最高のファッショニスタ」と評されることが多い。

 「とてもいい気分だ。だが、それ以上の大きい意味はない。夢はある。ビジネスではないが、服で何かをやってみたい気はある」

-今、恋をしている?

 「いつも(恋を)している気持ちだ。ところが、恋をする相手がいない。会えないから。それでも、人に知られないようにするのでは? 皆さんが知らないだけで」(笑)

-金銭問題で決別するアイドルグループが多いが、BIGBANGは先日、所属事務所と5年間の契約を更新した。

 「会社が不安定だとか、僕たちを満足させられなかったら、歌手をあきらめたり、ほかの会社に移ったりすることもできたが、そうした問題がないからだ」

-「BIGBANGはビッグになりすぎて、ほかに行きたくても行きにくかったのだろう」という人もいるが。

 「それも当たっている言葉だ。ほかの芸能プロダクションが移籍をオファーしてきたことはない。怖がっているようだ」(笑)

-後輩アイドルたちに言いたいことは?

 「(しばらく考えた後)僕は大勢の人々の夢になりたい。みんなが僕を見て『あの人のような歌手になろう』と夢見るようになってほしい。今の新人たちは公開オーディション番組『私は歌手だ』で熱唱する先輩歌手を見ると、恥ずかしくなるだろう。そうした恥ずかしさを感じて初めて、自分にもっと集中できるようになるし、もっとしっかりした人になれるるだろう」

■「青年クォン・ジヨン」の率直な告白
「トップからゆっくり落ちたい…有名税を払うのは大変だ」

 22歳の「青年クォン・ジヨン」の人間的な悩みは何?

 まずは韓国人なら知らない人がほとんどいないくらい高い人気。「『BIGBANGはスターだから、いい服を着て、いい物を食べて、女の子とデートしている』と思われているが、有名になればなるほど、どこにも行けなくなる。食事をしに行っても、回りに人がいると料理が鼻に入ったのか口に入っのたのかも分からない。服を買いに行っても、『あんな安い服を買っている』と思われるのでは、といろいろ考えてしまうようになる。(スターを見る)目を変えてくれればいいのだが…。芸能人が『動物園のサル』のように見られては、僕たちもどうしたらいいか分からなくなる」

 「今、一番悩んでいることは?」という質問に、G-DRAGONは「悩まずに暮らそうと思っている」と答えた。「今後5年間は悩みがない。会社と再び契約したし、やるべきことがあるから」と笑っていた。だが、それがすべてではなかった。「5年後には何をしているだろうか…それが悩みと言えば悩みだ。契約が終わっても、作曲家としてYGエンターテインメント(所属事務所)にいるだろうが、30歳を過ぎたら、歌手としては(人気を保てるという)自信が小さくなるだろう。30歳を過ぎても(人気を)保たなければならないのが僕たちの役割だが、5年、10年とたてば、やはり僕たちも(トップの座から)下りるだろうというのが分かっているから、そのための準備をたくさんしておかなければ、と思う。できるだけゆっくり下りて、キープできるようにしておかなければ」と自らに言い聞かせるように語った。

 話が出た勢いでストレートに聞いてみた。「人気がなくなるのでは、と思うと怖くない?」と。すると、G-DRAGONは「先輩たちが言うように、人気は泡のようなものだ。素晴らしくて、必要だが、一瞬のうちに吹き飛んでしまうのが人気だ。そこに重点を置いてはいけないと思う。次々と別の音楽で、いい音楽で認められ続ければ、人気は付いてくるのでは」と答えた。

申孝燮(シン・ヒョソプ)大衆文化部長

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