俳優イ・ミンギが15日、「イ・ミンギバースデーパーティー【LEE MINKI IS BORN】」を東京・中野ZERO大ホールにて開催した。

イ・ミンギの誕生日は1月16日。この日はバースデーイブだが、「バースデーファンミーティング」ということで、26年間の人生を時系列で見ながらのトークでこれまでを振り返った。

 自身のターニングポイントをいくつか示し、「18歳で釜山からソウルへ出たとき」、デビュー作の『兄さん』、モデル兼業から、本格的に俳優に挑んだ初の長編ドラマ『がんばれ!クムスン』、そして「俳優として、もっと演技がうまくなりたいと思うようになった」として『テルン選手村』などを挙げた。


 近年は映画出演が相次いでいるが、『TSUNAMI-ツナミ-』など大作映画に出演した感想を「大作は大変だということ(笑)。『TSUNAMI』では溺れ死にそうだったし、『クイック』ではバイクで大変な思いをした」などとジョーク混じりに語った。

 最後には得意の歌の披露、そして握手会&写真撮影を行い、4時間にわたりファンと触れ合った。

 なお、イベント前に、記者会見に臨んだイ・ミンギ。「昨年は、仕事もしながら、休みながら仕事ができた。今年は、昨年撮った『クイック』、今撮っている『不気味な恋愛』が公開される予定」とし、「最近はドラマで皆さんに姿をお見せできないのは残念だが、素晴らしい作品で頑張っていきたい」と抱負を述べた。


 最近、実力派俳優、ベテラン俳優らとの共演が多いが「俳優として認められた人たちとの共演で、演技に正解はない、目指しところが違うと思った。それぞれ、スタイル、感覚、アプローチが違った。自分も何かオリジナリティーを持てるように努力しなければと思った。いろいろやらなければと思っていたが、自分の中心となるものをつかんでいくべきだと思った」と語った。

 今後やりたい役、音楽についての問いには、「どんな役というより、役柄の内面的なものを表現できる役をやりたい。音楽では、表現したいもの、好きだなと思うものをやりたい。曲を作っているとき感じたことを反映していきたい」と答えた。

 今回の日本での「新発見」エピソードを尋ねると、「昨日夜、かに料理を食べた。自分はいつも日本に来たらラーメンを食べなければならない。でも今回、スケジュールを見ると、ラーメンを食べる時間がなさそうだったので、かにをたくさん食べたあと、ラーメンを食べに行った」と語り、「そして、ラーメンはおなかがいっぱいのときに食べてもおいしいとわかった」とイ・ミンギらしいエピソードも披露、記者の笑いを誘った。



東京=野崎友子通信員

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