K-POP界の野獣BEASTが来年2月のデビューに先駆け、27日、東京ビッグサイト（東京・有明）で全世界初となる単独公演「ＴHE LEGEND OF BEAST VOL.1～2010 野獣伝説の幕開け～」を行い、1万人のファンが熱狂した。

　甘いマスクとパワフルなダンスで、デビューと同時に、韓国だけでなくアジア各国で人気となったBEASTの初の単独公演とあって、チケットはわずか10分で完売。このプレミアムチケットを手に入れた1万人のファンが早朝から会場に集まった。

　BEASTが会場にヘリで登場すると、集まった1万人のうちの約5000人が「BEAST」という人文字を作って歓迎。会場内のビジョンにBEASTが映し出されると、大歓声で来日を出迎えた。

　ライブ前に行われた記者会見には、日韓合わせて数100社が集結。人文字についての感想を質問されメンバーのヤン・ヨソプは、「本当に感動しました。日本のファンのみなさんサイコーです。ありがとうございます!!」と感謝と感激のコメントを残した。

　ライブが幕を開けると大歓声の中、ステージ中央になんとトラとライオンが出現。そしてBEASTのメンバーがステージ下から一気にポップアップで登場というド派手な演出。各メンバーのダンスソロが始まり、6人が徐々に星型のステージ中央に集結し「SHOCK」が始まった。

　その後「MYSTERY」「こぶしをギュっと握りしめて」など7曲、アンコールで「OASIS」「BEAUTIFUL」と全9曲を披露。野獣VSリアル野獣（ライオン・トラ）という前代未聞な演出に合わせ、ハイレベルなパフォーマンスを見せ付け、日本のファンを魅了した。

　なお、24日にリリースされたBEASTのアルバム「BEAST－Japan Premium Edition」は、22日付オリコンのアルバムデイリーランキングで初登場6位を記録した。

東京＝野崎友子通信員