カン・ジファン主演映画『7級公務員』ジャパン・プレミアのチケット合計全8000席が完売した。同映画の主演俳優で、このジャパン・プレミアの舞台あいさつに登壇するカン・ジファンと作品に対する大きな期待感、人気ぶりを証明した。

 『7級公務員』のジャパン・プレミアは11月9日に名古屋・名古屋市公会堂大ホール、10日に福岡・西鉄ホール(2回開催)、11日に大阪・松下IMPホール(2回開催)と続いていく。すでに終了した東京・グローブ座(10回開催)では映画上映中は笑いが絶えず、舞台あいさつはいつも熱狂の渦に包まれた。

 5日にグローブ座での最後の舞台あいさつに立ったカン・ジファンは、「ミュージカルの合間に舞台あいさつをしなくてはならなかったので、プレッシャーもありましたが、『7級公務員』という素晴らしい作品をわたしが日本に来ている間に紹介できるすてきな場が設けられたので、頑張ろうと思いました」とあいさつ。

 「この機会を逃してしまったら、またいつごあいさつすることができるだろうかという思いから強行しましたが、今日10回目を迎え、今この瞬間、ふり返ってみて、本当にやってよかったし、胸がいっぱいです」と心情を吐露した。

 ミュージカル『カフェ・イン』にも触れ、「ダブルキャストなしで、一人で23回こなせるのか心配していました。コンディションが良くなかったり、ということもありましたが、お客様の送ってくれる歓声、拍手で大きな力、愛情をいただくことができて、ここまでやってくることができました」と感謝の言葉を述べた。


 そして、『7級公務員』のPRポイントは、との問いに「観ている皆さんが2時間の間、何も考えずに映画にどっぷりつかって、思いきり、お腹の底から笑って楽しんでほしいという思いで作った映画です。ご覧になった皆さんも、周りの方に、その点を特に強調して勧めてください」とした。

 続けて、「わたしは、世界平和や地球を救うというような作品には出演することはないと思います(笑)。今後も何も考えず、楽しむことのできる、そういった作品を選んでいくつもりです」と笑いを誘いながら、自身の方向性を示した。

 『7級公務員』は『映画は映画だ』で新人賞を独占したカン・ジファンと、ドラマ『ロード ナンバーワン』も話題のキム・ハヌル主演のアクション・ラブコメディー。韓国では興行成績1位を獲得、400万人以上の観客動員を記録した大ヒット作だ。

 『7級公務員』は12月18日より、東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋、ほか全国順次ロードショー公開される。

東京=野崎友子通信員

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