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韓国を代表する庭園で文人の粋を語る
*旅行代金:4万2000ウォン
*最少催行人数:20人
*出発日:土・日
*旅行代金に含まれるもの
往復交通費、昼食(竹筒ご飯)、入場料(竹農園・剛泉寺)、ガイド、旅行者保険
(お問い合わせ:1577-6111、www.LOTTEJTB.com)
*07:00 ソウル市庁駅8番出口前から出発
*07:30 教大駅9番出口前を経由
*11:30 潭陽到着 - 潭陽の代表的な料理・竹筒ご飯の昼食
竹筒ご飯は潭陽ならではの味です。
*12:40 竹の葉がすれ合う音を聞きながら、竹農園の竹林や官防堤林を散歩
竹の名所とあって、スッと伸びた竹林はまさに壮観です。
竹の葉から落ちる露を浴びて育つという竹露茶がオススメ。
青々とした竹林を歩くうちに、いつのまにか心も体もさわやかに。
*14:00 映画『光州5・18』のロケ地としても知られる美しいメタセコイアの並木道
潭陽を代表する名所・国道の美しいメタセコイア並木道
高さ約30メートルのメタセコイアは天に届きそうなくらい。異国情緒あふれる光景で
す。友達・恋人・家族と一緒にメタセコイア並木を背景に記念写真をどうぞ!!
*14:30 剛泉山へ移動
*15:00 屏風(びょうぶ)滝・つり橋・渓谷がすばらしい名刹(めいさつ)・剛泉寺をトレッキング
剛泉寺へ至る道は、自然が生んだ樹木園のようになっており、見事な風景です。
雄大で荘厳な屏風滝、ヒヤッとするほど高いつり橋、ひっそりとした剛泉寺へ。
剛泉寺を歩き、ゆとりのある日帰り旅行を締めくくります。
*17:00 ソウルへ向け出発
*21:00 ソウル着
■潭陽・瀟灑園
1983年7月20日に史跡第304号に指定され、08年5月2日には名勝第40号に変更された潭陽・瀟灑園(ソジェウォン)。潭陽の住居文化を代表する「苑林」に数えられている。苑林とは、その名の通り「庭園の林」という意味だが、一般の庭園が垣根に囲まれているのに対し、苑林は自然をそのままを庭園にしたものを指す。韓国の苑林の特徴は、中国や日本と違い、自然を壊すことなくそのままを生かすこと。瀟灑園は苑林の中でも、その技術と景観が特に優れていることで知られる。朝鮮時代・中宗のころの1519年、「己卯士禍」という事件により若手官僚の趙光祖(チョ・カンジョ)が失脚させられ、地方に隠居したことから、弟子の「ソンビ(学者・文人)」である梁山甫(ヤン・サンボ)が、全羅南道潭陽郡南面芝谷里に作ったとされる。梁山甫の号「瀟灑翁(ソジェオン)」にちなんで名付けられたものだが、「別墅庭園(ピョルソジョンウォン)」とも呼ばれている。当時、瀟灑園は「霽月堂(チェウォルダン)」「光風閣(クァンプンガク)」「五曲門(オゴクムン)」「愛陽壇(エヤンダン)」「鼓巌精舎(コアムジョンサ)」など十棟以上の建物からなっていたが、丁酉再乱(慶長の役)の時にほとんどが焼失し、現在は「待鳳台(テボンデ)」と光風閣、そして霽月堂が残っているだけだ。光風閣には、1755年当時の瀟灑園の姿が描かれた絵が今もある。
総面積は約1400坪と比較的小さな庭園ではあるが、そこに造成された建築物や造景物は、朝鮮時代の学者・文人たちの日常がそのまま反映されていると高く評価され、専門家たちの貴重な資料になっている。瀟灑園には竹・梅・ツバキ・キリ・サルスベリ・サンザシ・コノテカシワ・クチナシ・アンズ・ショウブ・ヤブラン・キクなどの木や草本類があり、盤石・井戸・塔岩や二つの池と共に周囲の景観と調和を織りなしている。
■潭陽・メタセコイア並木道
決して国土が広いとはいえない韓国だが、それでも各地に「知る人ぞ知る絶景や秘境がある」と旅をした人々は口をそろえる。その一つが、潭陽の「メタセコイア並木道」だ。山林庁や声明の森作り運動本部などが主管した「2002年美しい森の道」で大賞に輝いたのをはじめ、06年には「韓国一美しい道100選」最優秀賞も受賞したほどすばらしい景観が、大勢の人々に愛されている。潭陽の市街地から少し離れた国道24号線から始まる道で、道路を挟み、両側に高さ10-30メートルのメタセコイアが約8.5キロにわたり連なっている。1970年代初めの全国的な並木道造成事業で、潭陽郡が樹齢3-4年のメタセコイアの苗木を植えたのが今、うっそうとトンネルのように茂る並木道になったものだ。実は、2000年に道路拡張工事が行われた際、この並木道は存続の危機に直面した。しかし、住民の粘り強い反対と代案により、現在は潭陽が誇る名所になった。キム・サンギョン主演の映画『光州5・18』には、彼がのんびりとタクシーに乗り走るシーンが登場する。
■淳昌・剛泉寺渓谷
屏風滝につり橋、渓谷が美しい淳昌郡の剛泉寺は、旅行客に最も人気があるトレッキングコースの一つ。コチュジャン(唐辛子みそ)で有名な淳昌の名所でもある剛泉寺渓谷は広徳山にある。海抜584メートルという低い位置にあるため、最近ブームのトレッキングにピッタリということで、近隣の住民や遠方からのトレッキング客でにぎわっている。しかも、コースの所々には奇岩絶壁や峰、うっそうとした木々、夏でもヒヤッとするほど冷たい谷の水が。剛泉寺は新羅時代・真聖女王のころの887年、高僧・トソン師が建立したと伝えられる由緒ある寺だ。特に、寺近くのつり橋(長さ75メートル、高さ50メートル)が有名で、展望台がある神聖峰に上れば、山からの景色がはっきりと見える。1981年には剛泉寺道立公園が全国初の国立公園に指定されたほどの絶景だ。