韓流スター、パク・ヨンハさんはこの世を去ってしまったが、パクさんに対する日本人ファンの愛は全く変わらない。

 日本人ファンは、開催できなくなったコンサート・チケットの払い戻しを求めず、大切に取っておくだけでなく、献花式まで行った。亡くなってから二十日余りになるが、今も日本人ファンの気持ちはパクさんから片時も離れずにいる。

 先月30日、ソウル市江南区ノンヒョン洞の自宅で自ら命を絶ったパクさん。9月まで日本全国をめぐる「パク・ヨンハ コンサートツアー2010-STARS-」が予定されていた。日本でのツアーは、日本人ファンのため毎年恒例になっており、パクさんにとっても最大のイベントの一つだった。それだけに、チケットも発売開始と同時に完売していた。

 しかし、パクさんの死でコンサートがすべて中止に。主催者側はやむを得ず、チケットの払い戻しや会場キャンセルなどに伴う多額の損害賠償も避けられない事態に陥った。

 パクさんの関係者は「全公演ともかなり前に完売していた。だが、コンサートができなくなったため、有料の観客全員に対し、当然払い戻ししなければならない。半月ほど前からファンクラブの公式サイトやチケット販売サイトなどで払い戻しについて告知してきた」と話す。

 ところが、「先週確認した時点では、払い戻しを求める人は一人もいなかった」という。この関係者は「一応、8月末までは告知を続けるつもりだ。もちろん、これから払い戻しを求める人が出てくる可能性もあるが、これまで1件もないということ自体、驚きだし、ありがたい」と語った。また、「払い戻しの要請がないということは、未完成に終わった最後のコンサートを永遠の思い出にし、パクさんを追悼したいということだろう」と、日本人ファンの気持ちを思いやった。

 18日午前10時から東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われた「パク・ヨンハ献花式-STARS FOREVER-」には、日本人ファン約1万4200人が訪れ、冥福を祈った。

ソ・ジュヨン記者

【ニュース特集】パク・ヨンハさん自殺

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