ドラマ「快傑春香」や「パパ3人ママ1人」などで知られる俳優のジェヒ（本名イ・ヒョンギュン）が、2年間の軍服務を終えた6月18日午前、ソウル市竜山区の国防広報院にて除隊のあいさつを行った。この日国防省前には、早朝から日本や中国といった多くの海外ファンと取材陣がジェヒの除隊を祝福するため集結した。

　ジェヒが姿を現すと、出迎えたファンたちから歓声が沸き起こった。昨日は軍生活が名残リ惜しく、お別れ会を開いてもらったというジェヒ。取材陣とのインタビューで、今やりたいことを聞かれると、「映画館に行って、映画が観たい。除隊するとジャージャーめんが食べたいというが、僕は肉が食べたい」と話した。

　今後の予定を聞かれると、「体調を整えて少し休んでから旅行に行きたい。そして、涼しくなるころには新しい姿をお見せしたい」とした。

　ファンへは「誕生日もたくさんお祝いをしてくれて、皆さんのおかげで軍生活を終わらせることができました。（ファンを）たくさん待たせました。待たせることは今日で終わらせます。今度は自分から会いに行きます。一生懸命尽くします」と感謝の気持ちを述べた。司会者の「軍人精神がつきましたね」との言葉に、ニッコリとほほ笑んだ。

　また、「何かある度に皆さんからたくさんのプレゼントをいただき、イ・ジヌクさんやイ・ドンウクさんたちにうらやましがられた」と軍生活の様子を語った。

　最後に、「今、体がムズムズしています。かっこいい姿を演技でお見せします。僕の成長した姿を見て下さい」と力強く抱負を述べると、ファンたちにもう一度「忠誠!」と挙手敬礼し、国防省を後にした。

　08年8月4日に現役入隊したジェヒは、忠南論山陸軍訓練所を経て、第ニ弾薬隊に所属し、戦争時に必要な爆発物や弾薬を管理する任務を受け持った。陸軍一等兵として軍服務する中、翌年5月には芸能兵士に合格し、建軍60周年記念ミュージカル『マイン（MINE）』に出演するなど、軍の広報活動を担った。

ソウル＝野崎友子通信員