4月13日に新アルバム「H-LOGIC」をリリースした人気女性歌手イ・ヒョリをめぐり、熱い議論が交わされている。楽曲のせいではない。ファッションなどイ・ヒョリの新たなスタイルをめぐって、インターネット上でさまざまな意見が飛び交っているのだ。ネットで先行公開された新曲関連の写真やミュージックビデオの中で、イ・ヒョリのメーク、衣装、ヘアスタイルなどが「どこかで見た」という印象を与えている。金色に染めた「クレオパトラ」風のストレート・ボブスタイル、レトロな印象の濃いアイメーク、ボディーラインを大胆に露出した下着同然の衣装が、世界的なポップスター、レディー・ガガを連想させるというのだ。もちろん、「拡大解釈し過ぎ」「流行を追いかけて何が悪い?」などの反論も見られる。安易な判断は禁物だが、2年ぶりに活動を再開するビッグスターが、アルバム発売前から音楽以外の部分で騒がれるのはやりきれない思いだ。

 「楽曲の盗作問題」が慢性化している歌謡界で、近年新たに浮上しているのが、ファッションや髪型など「スタイルの盗作」だ。ダンス、スタイル、イメージで勝負する女性ソロ歌手やアイドルグループ。そのステージやミュージックビデオは、たびたび有名ポップスターと比較される。時には驚くほどそっくりなケースもある。2008年には、ソ・イニョンが発売したアルバムのジャケット写真が騒動になった。黒い帽子をかぶって目の下にハート模様を付けた様子が、有名モデル、ココ・ロシャの写真集にそっくりだったのだ。所属事務所は結局、「過ちを認め、より創意的なスタイルを目指して頑張りたい」とのコメントを発表した。

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