1990年に日本で公開され大ヒットしたハリウッド映画『ゴースト ニューヨークの幻』が新たな『ゴースト』として日本で制作されることになり、その主演に松嶋菜々子とソン・スンホンが起用された。

 『ゴースト ニューヨークの幻』はサスペンスとラブファンタジーがミックスされた質の高い作品が話題となり、当時大ヒット、デミ・ムーアとパトリック・スウェイジの演技に日本中が涙したこの映画が、このたび舞台を日本に移し、新たな『ゴースト』として誕生する。

 このプロジェクトはハリウッドのメジャースタジオ、パラマウント ピクチャーズと国際的に活躍する映画プロデューサー、一瀬隆重により企画された。パラマウント ピクチャーズにとっては、これが初の邦画となる。

 主演は日本を代表する女優、松嶋菜々子と韓流スターとしてアジアでも人気の高い俳優、ソン・スンホンが務める。ソン・スンホンは2008年に主演したドラマ『エデンの東』が韓国で30%を超える平均視聴率を獲得、日本でも絶大な人気を誇る。

 そんな日韓のビッグスターの初共演で、アジア発信の新しい『ゴースト』が始動するということで、日韓のみならず、アジア全域でも話題沸騰することは必至だ。監督は大谷太郎、配給はパラマウント ピクチャーズ ジャパン・松竹共同配給となる。

 ソン・スンホンは、「原作『ゴースト ニューヨークの幻』は、とても楽しく拝見した映画です。ロマンス、コメディー、ホラー、ファンタジーなどのジャンルが混ざり合ったとても新鮮な映画でした。個人的にも大好きだった映画なので、今回このようなご提案をいただき、シナリオを読んだ後、即座に出演を決めました」と出演の経緯を語った。

 また、「松嶋さんの相手役として私が選ばれるとは全く想像もしていませんでした。素敵な女優さんと共演する機会を得てとてもうれしく思っています。良い演技、良い作品を通して皆様にごあいさつできるよう最善を尽くしたいと思います」とコメント、あらたな挑戦に意欲を見せている。

 『ゴースト』は6月にクランクインし、今秋公開予定だ。

東京=野崎友子通信員

ホーム TOP