上演開始5時間前の午後3時、ソウル市内の大学路にある漢陽レパートリー・シアター。チョン・イルは劇場出入り口の電子ロックに暗証番号を入力し、入って行った。191ある客席はガラガラだ。階段には臨時席が設けられ、舞台を見に来た観客の顔が一人一人はっきり浮かぶ。舞台劇『ビューティフル・サンデー』は先月4日の初演から同28日に幕を閉じるまで、計62回上演された。観客約1万1000人が劇場を訪れ、満席率は平均90%を上回る。

 チョン・イルが演じたのはゲイの青年イ・ジュンソク役。『ビューティフル・サンデー』はジュンソクと、ジュンソクのことが好きなジョンジンが二人で暮らす家で、突然現れた正体不明の独身女ウヌとの間に起きる一日のドタバタを通じ、まじめに愛を描いた作品だ。シチュエーション・コメディー『思いっきりハイキック!』やドラマ『美賊イルジメ伝』、『お嬢さまをお願い!』などに出演した後、初めて演劇にチャレンジしたチョン・イルにインタビューした。

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