SBSの月火ドラマとして現在放送中のメディカル時代劇『済衆院(チェジュンウォン)』が、5月より韓国エンターテイメント総合チャンネル「KNテレビジョン」で放送されることが決まった。

 主演陣は、『甘く、殺伐とした恋人』『今、愛する人と暮らしていますか?』など主に映画で活躍しているパク・ヨンウ、『エデンの東』のヨン・ジョンフン、大ヒット時代劇『朱蒙』のハン・ヘジンという実力と個性ある顔ぶれ。制作は、『太王四神記』『イサン-正祖大王』など数々の名作ドラマを生み出してきたドラマ制作プロダクション「キム・ジョンハク プロダクション」が手掛ける話題作だ。

 ヨン・ジョンフン、ハン・ヘジンは日本でも韓流スターとしてよく知られているが、パク・ヨンウが連ドラに出演するのは2004年の『愛情の条件』以来。そのため、日本のドラマファンにはなじみが薄いが、映画界ではその演技力が高く評価されている俳優だ。今回、賎民の身分で、負い目を感じながら医者を目指すファン・ジョン役を、控え目な中に輝く芯を見せるという押えた演技で、視聴者の心を打っている。

 長きに渡った身分制度が崩壊した旧韓末(朝鮮時代末期19世紀末~20世紀初頭)。 賎民出身の医学生ファン・ジョン(パク・ヨンウ)、両班出身の医学生ペク・ドヤン(ヨン・ジョンフン)、女医を目指す宣教師通訳官の娘(ハン・ヘジン)、芸妓出身の看護師など多様な人々が医術という共通の目的のために集まった、朝鮮時代初の近代西洋式病院「済衆院」。当時の最先端の医療施設で起こる人間模様を、若い医師たちの青春と恋を織り交ぜて描く。

 KNテレビジョンでは、4月17日、18日の両日、午後7時40分より第1・2話を先行試写放送する。本放送は、5月16日より放送スタート、毎週日曜午後9時45分から。

東京=野崎友子通信員

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