歌手・俳優・MCとしてマルチに大活躍しているイ・スンギが12日、「イ・スンギライブ&トーク『I WISH』」を東京・中野サンプラザホールにて(株)フラウ・インターナショナルの主催で開催した。

 イベントに先立ちイ・スンギは記者会見を行った。そこで、イ・スンギはまず日本語であいさつ。そして「日本語は今勉強している最中。もともと日本に興味があったし、日本で活動したいと思っている」と日本活動への意欲を見せた。

 イ・スンギは昨年、大ヒットしたドラマ『華麗なる遺産』に主演して俳優としての頭角を現した。バラエティーでは以前より人気の『1泊2日』が相変わらず好評を博しており、また新たに『カン&イ・スンギの強心臓(カンシムジャン)』で『1泊2日』でも共演しているカン・ホドンとともにメインMCとして活躍。また4枚目のアルバムを発売し、コンサートも大盛況に終えた。

 この大活躍について「とにかく、昨年は身に余るほどの愛情を注いでいただいた1年。能力以上の結果を得ることができてありがたい」とし、「歌手・MC・俳優として今後も頑張っていきたい」と今後もさまざまな分野で幅広く活動していきたいとした。


 そして、今年の抱負としては「昨年より多くのものが見せられると思う。これまでやってきたことを確固たるものにする1年にしたい。可能であれば、日本で活動する姿を皆さんにお見せできる1年になれば」との意欲も見せた。

 ドラマ『華麗なる遺産』は、日本ではこれまでにCS放送のKNTVで放送されたが、3月にフジテレビの「韓流α」枠で地上波初放送される。演じたソヌ・ファン役について「自分が持たれているイメージとは正反対の、身勝手な金持ちの息子役」とし、共演のハン・ヒョジュについては「経験もあって、演技も上手で非常に助けになった」と語った。さらに、思い出に残っているのは「初めてのキスシーン」だと明かした。

 いつも大変そうなバラエティー番組『1泊2日』での最大の苦労は、との質問には、「毎回です」と日本語で答え、「毎回毎回、これ以上つらいことはないだろうと思っている(笑)。3月には南極に行くことになっていて、これが最高になるのでは」と言い、つらそうというより期待に胸を躍らせているようだった。


 日本語を学んでいるなど親日ぶりを発揮したイ・スンギだが、「木村拓哉さんの『プライド』というドラマを見て、木村さんが好きになり、日本のドラマに関心を持つようになった」と言い、「ドラマやバラエティーなどを見ながら(日本語を)勉強している」そうだ。

 自身のチャームポイントはと問うと、「自分で言うのは恥ずかしいが、自分自身が楽しいので、笑いながら仕事をしているのだが、そういう姿を皆さんが見て気に入ってくださっているようだ」とはにかみながら見せた笑顔。これが自他共に認めるイ・スンギの魅力だ。この笑顔が続く限り、イ・スンギの年は続きそうだ。

 なお、イ・スンギは4月11日にNHK大阪ホールにて「イ・スンギスペシャルライブ&ファンミーティング」を開催することも決まった。大阪は初上陸になるが、今から楽しみにしているとのことだ。

東京=野崎友子通信員

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